共感力
私は8月中はテレビやネットに慎重になります。小学2年の夏休み、広島へ初めて連れて行ってもらいました。原爆ドームを見て、なぜボロボロの建物が残っているのか父親に聞いた後、資料館へ。今でも鮮明に、展示物や通路などを覚えています。入り口にあるマネキン、あの角に馬の剥製、兵隊さんの穴が開いた服、肌にかすり柄の模様がくっきり付いた被害を受けた女性の写真、曲がったビン、オルガン・・・・それから、長崎、沖縄へも連れて行ってもらいました。作り物ではない本当の記録。一番記憶が焼き付けられる時期だったこともあり、あまりにもショックで未だにトラウマになっています。もちろんその場に連れて行ってもらって良かったと思います。二度と繰り返さないための大切な教育です。なぜ人間が人間に対してこんな酷い事が出来るのか。強く、強く、強く、憤りを感じ、戦争だけではなく、原発にも なぜ? と疑問を持っていました。もちろん訴えたいことが人それぞれ違いますから、他の人にとって何が辛いことか、みんな違う。ショックの度合いも経験によって違う。例えば動物保護に関心がある人は、肉の加工をする場面を見せたいでしょう。反対に平気な人もいます。他人であれば、どんな悲惨なものでも平気な人。でも、家族や自分に起こったら、まったく違う反応を示すかもしれない。共感力が強ければ強いほど、心に感じるものが大きくなる。その共感というのが、範囲が広いか狭いか、人それぞれ・・・。昨年、Facebookで知人が長崎の被爆者の方の写真を載せていました。全身溶けていて、目も飛び出ていて、その人を後ろから抱えるように支えている看護師さんはかわいそうに無表情でした。そりゃぁ、正気ではいられないですよ、本当に。その被爆された方は私のところに来られたので光に入っていただきました。70年近くも成仏出来ないでおられたんですね。そんな状態で、長い長い間・・・。どんなに苦しかったか、どんな思いで世の中を見ていたか。共感力は人それぞれと思いつつ、こういう資料を見ても、戦争に興奮する人がいるのが本当に残念です。