つづき
CCCDの思い出を書いていこうかなと。
技術的なことには、詳しくないので、そこら辺はまあ・・・。
で、90年代も後半になってくると、いわゆるリマスター商法というものが盛んになってきて。
よく分からないのですが、いろんな技術を用いて、音を良くしましたよと。
同じ音源を買ってもらうために、そういうのが有効なんだろうなと。
でも、なんだかんだで、なんらかの音質向上があるのなら、
そういうリマスターCDが発売されることは
いいことなんじゃないかなと思ってました。
YM0関連だと、2000年に出た東芝EMIのリマスター盤とか凄く驚いて。
アルファ盤のCDは、買わなかったのですが、そこから東芝EMI盤を一気に全部集めたりとか。
(余談ですけど、最新のSONYのリマスターのシリーズ、
あの音そんなに好きになれないんですよ・・・、
なぜなのか自分でも分からないけど・・・。
東芝EMI盤を聴いたときの感動はなくて、
あぁこんな感じかみたいな・・・。
少数派だとは思いますが・・・。)
で、2000年代初頭。
ついにCCCDが登場
最初はよく分からないけど、とにかくCCCDを出していきますと。
コピーができませんと。
音質もちょっと悪くなるみたいな話を聞いて。
なにしろ、実際に聴いてみないと判断できないなと。
で、もちろんいきなりそんなものを買うなんて馬鹿らしいことはできないので、
レンタルできるCCCDを借りてきまして。
何を借りてきたのかは、もう記憶にはありませんが
たぶんよくあるコンピの類だったんじゃないかと思います。
その中に自分の所有しているCDの曲があるのを探して。
で、比較対象の曲だけは覚えてまして、
それが、安田成美さんの「風の谷のナウシカ」とエリック・クラプトンの有名曲。
まず、左のエリック・クラプトン。
これ実は、1982年のCD。
1982年ですよ。
1992年じゃなくて。
CDの出始めの最初期ですよ。
まだYMO散開してないですよ。
で、今日CDプレーヤーにかけてみたのですが、問題なく再生できました。
そして右側は安田成美さんのベスト。
こちらは1984年。
YMO散開直後ぐらいですよ。
こちらも、問題なく再生できます。
で、借りてきたCCCDと、上のCDを比較しました。
エリック・クラプトンは、話になりません。
上のCD圧勝。
安田成美さんは、音量では負けましたが、音質は上のCDが勝利。
当時の私は、そう判断しました。
ここで、とてつもない怒りが、こみあげてきました。
はああああああああああああああああああああああああああああああ?
2000年代初頭のCCCDが、なぜ1982年や1984年のCDより音が悪いんだ?
ふざけるなあああああああああああああああああああ!
すごくショックでした。
もしかした、場合によっては、これから発売されるほとんどのCDが、CCCDになるのかと、
暗澹たる気持ちになった。
いままで、リマスター商法で、「なんたら技術で、音を良くしました!買ってね!」と、
繰り返してきたのに、それと同じ会社が、
「これからは糞音質の商品を売ってくんで、よろしくね」と。
あああああああああああああああああああああああ?
馬鹿にするものいいかげんにしとけと。
CCCDを出さなければいけない時代背景なんぞ、一切知らん。
どこまでいっても、自分がCCCDに、お金を出せるか、出せないか?その一点のみ。
そして、自分はこのとき決めた。
誓った。
CCCDには、一切お金を出さない。
こんな糞みたいなものに、1円も出したくないと。
だんだん、怒りがこみあげてきた・・・。
いろんなことを思い出してきた・・・。