痛かった、人差し指真っ赤な薔薇にそっくりな子がいて、私はその花が散るとき、必ず傍にいないだろうと。そ のことは当たり前だと思っていたよ。 水色の傘が、霰とぶつかって音をたててた。痛いのは、一部分だけじゃなかったんだよ、きっと。 胸がさわぐ帰り道、そっと、そっと。