魂の導きを受け入れてリラックスの暮らし方へ移行する。
叡智おばちゃんの よしみです。

前回記事の続きです。
『4度目の急性腹症、入院加療①』クリック
『4度目の急性腹症、入院加療②精神ストレスと筋肉痛』クリック

死を恐れる。
幼児期の私が高熱を出した時に、親は大急ぎで医院に連れて行きました。
親は死を恐れており、頼りにした医療処置は、お尻にペニシリンを注射してもらうこと。
私はその筋肉注射が痛かったので、大声で泣きました。
その時に、医療処置と恐怖が結びつきました。

命を救うための処置なのに、子ども時代によくあることですよね。

ある夜中、

親が私を医院の寝台に横たえてペニシリン注射の待機をした時に、私は痛みを予知して恐怖のあまり大声で拒否しました。
突然、頭に強い衝撃を受けて驚き、トラウマ・レベルの記憶となっております。
ペニシリン注射を打つために母が子どもの頭を力任せに殴ったのでした。

母の行為により、私は分離感・孤独感が増すと同時に、ひどく腹が立ちました。
痺れるような痛みで朦朧とする感覚意識と並行して、冷静な分析意識が働いて、類似する出来事を思い出したのです。

本題から少し横道へ外れます。
私の妹はほぼ毎日、昼寝から目覚めて泣きました。
夢を見て怖かったのではないか、と母は言う。
泣きやまない現実に、母は耐えられない。
母は妹に怒って、妹のお尻を叩き続けて更に泣かせます。

私は初めて妹に同情しました。

泣いたら殴られて、痛いから泣いて、子どもが最初に泣いた原因は何だったのだろうね?
親は他人だったのだ、分離感。
孤独感、悲しくなって更に泣く。

母は子ども達に恨まれたかったのか?
因縁話は省略します。

今、私の未完了の記憶を片付けます。
ひどく腹が立った理由は?
子どもが親の都合で人格否定されるから。
私は子どもが最初に泣いた原因を解明したいタイプの人だから。

さて、本題に戻ります。
注射の痛みが潜在意識を呼び覚ます。
その後は、今生では外傷の痛みと少量の出血しか経験してないのに、自動的に失血死の恐怖へ導かれました。

これまで、流血・失血を想像して気分が悪くなり、血の気が引く音を聞いて、意識喪失したことが幾度かあります。

血管迷走神経反射ですね。
原因;ストレスをきっかけにして副交感神経の1つである迷走神経が反射的に働くことで、身体が急激にリラックス状態になり、血圧低下して脳の貧血状態になるから。

個人的な感想ですが。
生物は生き延びることが大事ですから、外傷による失血死の例を記憶して、痛み・流血・失血は命の危機だと、潜在意識に刻印してきました。
たとえば捕食者に対峙するなど、生物が強いストレスに耐えきれず絶体絶命を悟ったら、最後の瞬間を感じなくて済むよう、先に意識喪失して死に備える。
迷走神経反射は急激にリラックス状態になるわけで、脳の貧血状態は危機ですが、感覚意識を守るための逃避、叡智、恩寵かもしれません。

脳の貧血状態から回復する時は、
ザーッと音がする、気持ち良いところから揺さぶり起こす大きな音が聞こえてくる。
その音節に聞き覚えがある、私の名前?
血流が増す、ここはどこ? 今はいつ? どんな状況?
頭痛がする、今の状況と直前の記憶が繋がる。
その後は脱力と頭痛が継続して、しばらくの間、横たわって回復を待ちます。

手術後の麻酔から覚める、白日夢から覚める、睡眠から覚めるなど、意識が身体に馴染む過程は、普段の経験ですよね。


点滴注射の恐怖を乗り越えるために、備忘録を記します。
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マスク着用・手洗い・消毒の入院生活。
ウィルス感染対策は、対人の距離や何に触れるかも気を使い、緊張感がある。

清潔環境は心地良くてリラックスできそう。

土曜日17時過ぎ。
入院室のベッドに横たわり、安堵する。
私は【死】と近いところにいるのに、今、安堵している。

血管迷走神経反射の対策は、横たわって安静にしていることだ。

点滴が始まる。
以後の処置は、看護師歴3か月の新人にお任せとなる。
私は右腕を差し出して恐怖を発する。
「ベテランだと信じるしかないー」。
新人看護師は、昨年の筋肉注射の時に、迷走神経反射で具合が悪くなったそうだ。
この状況は同情の余裕がない。
新人看護師がゴム管を上腕部にきつく結わえて、点滴に最適な血管を探しあてて「いい血管がある」と嬉しそうに一息つく。

私は恐怖が増す。
点滴針が刺さり、私は血管が持ち上がるかのような不思議な痛みを感じて、「うおーぅ、いたい!」。
幸いに意識を失わなかった。


この血管は何日くらい持ちこたえるか。
なるべく動かさないようにしよう。

24時間点滴状態で、絶食期間を穏やかに過ごそう。
食べなくても生きられるのだ。
多量の液体が体内に巡り、炎症を治療し、組織を修復し、栄養分を補給し、体調を整え、老廃物を流してゆくだろう。

私は尿量測定用ストッカーに尿を移し替えながら、日常的に水分摂取が足りなかったと反省する。


   

発熱前は寒気がする。
2日目の夕方は39.1度の発熱で頭痛があった。
氷枕を使って痛みを逸らすが、耳奥で音楽隊が鳴りやまない。

3日目の夜も38度台の発熱があった。
今この瞬間に居続けて眠れない夜を越し、明け方に低位アストラル界の夢を見た。


私は癒されている。
朝6時、抗生剤が効いて熱が下がった。
頭痛が残っている。

早速、夢日記を記す。


次回へ続きます。