魂はこの世に誕生する時、
こなすべく「課題」をいくつか設定する。
それは、過去生からの積み残し。
カルマの清算ともいえる。
魂が設定した課題・・・だが、
人間としてこの世に誕生した時、
すっかりぽっかり全て忘れる。
厳しい「課題」を設定してこの世に
誕生した人は、その過酷さに辟易した
日々を送る。
自分の人生を、その状況を、
他人を、恨みそうになるかもしれない。
または、「何か」がブロックしたり、
抵抗したりして、自分自身を傷つけて
しまっているかもしれない。
だがそれは、自分の魂が設定した「課題」。
クリアしなければ、ステージアップの
道が見えてこない。
抵抗しても、留まっていても良い。
だが、自分が「何」に「抵抗」しているのか？
「どのよう」に留まり続けているのか？
それを観察する時間も必要かもしれない。
クリアできない「課題」は、
クリアするまで、何度でも目の前に現れる。
シチュエーションを変え、登場人物を変え、
現れる。
さて、私の課題は「死への恐怖」だった。
それは過去生からの課題。
悲惨な亡くなり方だったことが多い。
死に対するネガティブなイメージが
今世まで引き継がれている。
そんな訳で、私は小さい頃から、
親戚関係で亡くなる人が多かった。
3歳くらいの頃に両親に連れられて
出席した父方の叔父のお葬式を
ぼんやり覚えている。
祖父母から始まって、叔父叔母、そして母。
会社の上司、同僚やその家族、中学生の時、
同じグループ8人中2人亡くなっている。
それも10年以上前に。
祖父母が亡くなる時は、幼いながら、
病院まで連れていかれて、
「ご臨終です」の後に、母や叔母が
泣き崩れるのを見て、さらに恐怖心が
刷り込まれた。
母が生きている時に、「何が怖い？」と、
聞かれたなら、「お母さんがいなくなっちゃうこと」と、
答えただろう。
母が亡くなった後、それまで母が座っていた席に
母がいなくなったことが、ものすごい衝撃だった。
少し前まで人間として生きて、息をして、
話をしていた人が跡形もなく、
いなくなってしまうことが
恐怖だった。
母が亡くなったことが、
私の魂が「課題」へ向き合うための
時間がスタートした。
何度も何度も、何年も何年も「死」と
向き合ってきた。
ある時は、棺桶をイメージして、
その中に自分が入るというワークをした。
怖かった。怖かった。怖かった。
若干過呼吸気味だった。
死が私のそばに身近すぎて、
ワークをファシリテートしてくださった
セラピストの方にも「心配です」と
何度となく言われた。
外国人ヒーラーの個人セッションでも
死は「怖い」でも、「魅力的」ですと
言ったことを覚えている。
そう。怖い反面、魅力的でもあるのだ。
自分でも不思議だが・・。
私にとって死は身近。
なぜなら、過去生で死者をあの世に送る
シャーマン的な仕事を何度もやってきたから。
「あなたは死を怖がってはいないわ。
むしろ身近なはずよ。
死んだ先の世界は幸せだということを知っているから。
でも、死ぬまでに苦しんだことが残ってしまっている」
そんなことも言われた。
私の課題「死への恐怖」
だが、魂が永遠だと理解してからは、
それがフーッと無くなった。
「死の恐怖」と向き合うワークを
とことんやった時間は無駄ではなかった。
課題が一つ無くなるたびに、
私の中の愛と光が大きくなる。
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