こんばんは
りおです
最近、暴走気味だったので

ちょっとした短編です
他愛もない普通の話です、気分安めに書いてみました

つまらなかったらすみません
そうそう、我が家のチビヨン。先月3歳になりまして、ネンネの時は、私を腕枕して(腕はチビヨンの腕)片手で、私の髪の毛をまさぐるのです…
将来、ウンスさんが出来たら(?)と思うと、複雑な心境な母
そして、上の子1年生は小さい時に、私の胸元を触りながら寝る癖がありまして、ちょっとイヤだったので、何とかお手て繋いで~で寝られるように矯正しました
でも、両方とも将来のウンスさんに、潜在意識が働き、閨でやってしまうのかな?と思うと…うーん、やっぱり複雑な心境
すみません馬鹿な話…
本日のテーマ写真:

いつまでもこんな風景が続くとよいな…空から降りそそぐ、陽の光を浴びながら、チェヨンは心穏やかに時を過ごしていた
その日チェヨンは、ワンビとチョナをはじめとした、親しいもの達が集まる野遊会のため、開京から半日以上離れた離宮に同行をした
1泊2日の旅程で、一部のウダルチを引き連れて、その警護に当たっていたのだ
ゆるゆると流れる、川のせせらぎの音を心地よく感じながら、それぞれが思い思いに自然を楽しんでいた
ワンビは、御付のムガクシと一緒に、川の水の冷たさに、キャッと小さく声を上げ、はしゃぎまわっている
水に差し入れた手に、もう片方の手をすっと添えると、お椀のようにした手の平で、悪戯に小さく水をすくいあげる
そして、近くに居たムガクシに、ほれと冷たい川の水を振りかける
ママァお止め下さいと、ムガクシ達からも笑い声がこぼれる
ではチョナにも…そういうワンビを、ムガクシ達が、それは本当にお止め下さいと必死に止める
必死に止めるムガクシの表情がおかしくて、ならぬか?と、ワンビが目をくるりとさせ、また軽やかに笑いだす
女たちから漏れる高く甘美な声色が、川の水音の上を弾むように煌めき響いていた
チョナは、少し離れた席に座り、見ているだけで笑顔がこぼれ出てしまうような、ワンビのそんな無邪気な姿を、微笑ましく思いながら、絵にしたためていた
王の傍らにはドチが、ワンビの代わりに、微笑みながら墨をすっている
王と大護軍が、後を絶たない敵に懸命に立ち向かい、勝ち得た平和という見返りが、そこには満ち溢れていた
王と王妃、二人を見守るチェヨンからも、自然と笑みがこぼれる
イムジャも共に来ることが出来ればどれほど良かったか…どこか、少し残念な気持ちを感じ、ウンスを頭に思い描く
ウンスもワンビに、「是非、医仙も同行を」と声をかけてもらっていたが、ここ最近の忙しさで、チョニシを留守にするわけには行かず、しぶしぶ断る羽目となったのだ
「ずるい!」
と大騒ぎしていたウンスの姿が思い浮かぶ
天界でいう”ぴくにっく”
「みんなだけピクニックして、私は何で仕事なのよ…」 ウンスはぷーと膨れたのだった
「美味しい食事に、きっとお酒も飲めるのよね。川のそばで、自然の中で食べる食事は、格別なんだから!あなただけずるいわよ」と、ウンスが不満を漏らす
「飯など、どこで食べても同じではないか」と言うチェヨン
「本当に分かってないんだから、これだから男ってイヤね。そんなんだったら、やっぱり私が行きたかった…」 呆れたようにチェヨンを見上げる
「私がお二人を警護するわよ、あなたがチョニシに残ってくれればいいのに…」
イムジャはそのような無体な事を漏らしながら、ぷっくらと膨れておった
その顔を想像すると、ククク…と笑いが止まらなくなり肩が震える
チェヨンはウンスのその表情が頭をよぎり、思い出し笑いをした
本当はあなたと一緒に行きたかったのに、残念…あなたと遠出でピクニックできる、せっかくの機会だったのに
ウンスはその時、チェヨンの顔を見つめながら、本当は心の中でそう小さく呟いていた
「自然の中で過ごすのって、すっごい気持ちいのよ。ほら、マイナスイオンっていうの?心が晴れやかになって、あ~本当に一緒に行けたらよかったのに」
ウンスは残念そうに、眉を小さくしかめて、唇をきゅっとしめるが
気を取り直したように、明るい笑みを浮かべてチェヨンに言う
「でも、ほら、たくさんマイナスイオン浴びて、癒されてきてね。あなた最近疲れているもの。あっ、お土産は忘れないでよ!」ウンスは、おどけて言ったのだ
”まいなすいおん”とは何だろうと思う、それは”くうき”と同じ目に見えぬものなのだろう
ウンスの落ち込みを隠すような明るい表情に、チェヨンは少し胸が痛む
チェヨンも後ろ髪を引かれながら、ウンスを開京に残してきたのだった
皆から漏れる笑顔にチェヨンは、イムジャが言っておったのはこういう事か…と思う
自然の中で過ごす事は何と心地よいものかと、今まで感じた事がない感覚に驚く
俺はこんなにも心を安らげる自然を、今まで一度でも、有り難く感じる事などあっただろうか…
さもすれば、気に留めた事すらもなかったのではないか
この野遊会もイムジャが、この高麗の王宮にもたらしたもの
あの方は、思いもよらぬ事で皆を驚かせるが、しかしそれは、不思議と皆を笑顔にし、幸せな気分に導く
またいつの日か、イムジャと共に…
そう思いながらチェヨンは、皆が穏やかに過ごせる事に満足げな表情で、自分も身を委ねていったのだった
すると、突然、横にすっと姿を現した、叔母のチェ尚宮が、いつもの調子でボソリと言葉を落とした
「ヨン、こんな日が来るとはなぁ」
突然現れた叔母に、叔母上は気配もなく化け物かと、チェヨンは笑いながら…
あぁと短く答える
「元のかの地を取り戻したのも、この国のためなんだか、あの方のためなんだか、分かったもんじゃないが…
こんな見返りを得られるなら、あながち悪くはなかったかもしれぬな」
チェヨンは正面を向いたまま、鼻先でフッと笑う
「いつまでもこんな風景が続くとよいな」
チェ尚宮は、深い情を籠めるように、遠くを見上げてそう呟く
チェヨンはまた、あぁと小さく言葉を落とす
そして、今度は叔母と二人で、王夫婦を微笑ましく眺めるのだった
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