最近気づいた事があります…
コメントやメッセージ返信できません宣言しているのに
やっぱりもらえたら貰えたでうれしい

心の中でめっちゃお礼していますので、もしお暇な方がいたらでいいので、感想など足跡かわりにコメ残してもらえると嬉しいです。(お返事はできなくても許して下さい)
一日の始まり2です
一日の始まり (超短編) とは別の日の出来事…
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本日のテーマ写真:
一日の始まり2 (超短編)
↑ヴァンパイア ヨンのイメージ
密かに血みどろヨン大好きなんです…
妙にセクシーと思っているのは私だけ?私もサイコかしら…
一日の始まり
チュン…チュンチュン…
庭から小鳥のさえずりが聞こえてくる
そんな朝の香と、隣に眠るチェヨンの残り香を感じながら…
もう朝かしら何時かな…
はぁ…眠すぎる…
ウンスは朝から全身の疲れで、なかなか目が開けられなかった。そう私はぐったりとしているのだ
ハァ…疲れた…
ため息が漏れる
「イムジャ…そろそろ起きねば遅れます」
クククと笑いながら、チェヨンはウンスの頬をツンツンとつつく
うすらと片目を開けて見ると、憎らしい夫チェヨンと目があう
既に起きていたチェヨンは肩肘をついて、こっちを見ているではないか。そう…全身疲労で布団の中で動けないウンスを、至極満足げに見降ろしていたのだ
ムカつく…
ジロリと上目使いで睨みつける
私が動けないの分かっているくせに…憎たらしいったらありゃしない!この人ったらホッント性格悪いのよ…
私は無言の抗議をする
「……」
「行けぬのですね…トギにはうまく言っておきますので…」そしてまた肩を震わせてケタケタと笑っているのだ
トギは分かっているのよ…きっとまたかと呆れるわよ。あぁ、恥ずかしすぎる…どうしてくれるのよ
私は再びチロリと冷たい視線をヨンァに浴びせた。しかし、チェヨンはシレっとしている。そんなの思惑通りだと言わんばかりの満面の笑みをたたているのだ
あぁ、アッタマくる。何なのよそのピンピンした顔は。人の生血を啜って精気を奪う…そうまるでヴァンパイアじゃない…肌まで艶々しちゃって、あ~ムカつく…
昨夜の事…
「ちょっ、ヨンァ!何で…何かっていえば…その…すぐ致すのよ。そんなの口で言えばいいじゃない!」ウンスは壁際に追い詰められ懸命に反撃していた
「俺の気が済むからです」あの人は涼しい顔してしれっと答えた
さらにチェヨンは、ジロリとウンスを睨みつけその両手をつかみ生意気なその女性(ひと)を壁に押し付ける
「イムジャが口で言ってわかるお人だと思うか?」心当たりがない事もなく返す言葉が見つからない
「べっ別に…悪い事なんてしてないじゃないの!ちょっと同僚(性別男)と、山に薬草を取りに行くっていっただけで…そっ、そりゃ夜遅くなるとも…あとは…夕飯を食べて帰るとも言ったけど…」
言ってるそばからチェヨンの気迫に押され、語尾が段々小さくなる
最近、チョニシ(典医寺)に新しい男性医員が入ってきたのだ。チョニシ(典医寺)は王室の主要機関のため、そこに入れるだけの秀でた医術力が求められる。其の者は優れた医術を持っており…薬草の知識はトギをしのぐほどだった
ウンスはチャン侍医亡きあと、尊敬できる医員に出会えないでいたのだ。天界の医術に精通したウンスには仕方ない事であったが、それがチャン侍医の事が余計に思い出されどこか悲しかったのだ
ウキウキと浮き足立っていたウンス。歓迎会の意味もかねて、食事ついでに少々の酒を飲み比べをする手はずとなっていた。そのためウンスは少しやましい気持ちがあるのだ
でも二人きりじゃないのよ…白いオンニも誘っていたし新人歓迎会じゃない!イケメンだからオンニも喜ぶかと思って…うわぁ、この調子だとこの事死んでもばれたらまずいわ
焦る気持ちを隠し、フンっと開き直って見せる
そんな偉そうな態度が、チェヨンの怒りを余計に増長させるのだ
「イムジャ分からないお人だ…何故、致すのかだと?口で言っても分からぬのなら…躰にわかってもらうほかあるまい…」そのまま暴れるウンスを担ぎ上げ寝台に繋ぎ止めた
チェヨンは思うのだ
妻となった今も…イムジャは羽のついた鳥のような女性(ひと)だ。上手そうな餌があればホイホイとついていく。小鳥のような甘いさえずり声を放ち、聞くものや見るものを惑わす
ちょっと目を離せばその翼を羽ばたかせ、どこか手の届かぬところに飛んで行ってしまうのではないだろうか…俺にそんな錯覚さえ覚えさせる
誰にもイムジャを見られたくない…
イムジャのその生意気な口を黙らせ、籠の中に閉じ込めてしまいたい。誰の目にも触れさせず貴女は俺だけのものだと…
イムジャの啼き声は俺だけに聞かせればいいのだ。その啼き声を聞くと俺だけがこの声を聴けるのだと…燃えたぎる気持ちが静まり心が和らぐ。ゆえに貴女を一晩中そこから手離さず、幾度も想いのままに抱き続けてしまう
貴女は分かっておられぬのだ。怒りをただイムジャにぶつけたくて、貴女を困らせてるばかりではない。そんな愚かな俺の中の心の炎や…襲いかかる不安を慰め鎮めてほしいんだ
これは俺の身勝手な欲なのか?
自分の中にある黒いものを感じ、ハッと…苦笑いを浮かべる
今朝から腰のだるさと全身疲労がウンスを襲う。こんなことで出仕ができずにいる事が悔しくて仕方なかった
あの人ったら…怒ってるなら怒ってるって口で言えばいいじゃない!
何かっていうとすぐに壁際に追い込んで、ヤリタイ放題じゃない…
一晩中寝かしてくれない上、さんざん翻弄させて…。結局、私だけが疲れて動けず出仕できなくなる…あの人の体力はどうなっているのよ…
あ~眠すぎる…疲れたぁ…
ウンスはぷーと膨れている
「では、俺は行ってまいります」 チェヨンはウンスを抱き寄せ、額に口づけを1つ落とした
行ってらっしゃいの代わりにまたジロリと睨み付ける
「イムジャ、その者にも約束は果たせぬと断りを入れておきますので…」 立ち去り際チェヨンは大変満足げな表情をし…ウンスを見降ろし告げたのだった
ウンスは「フンっ」と顎を上げふて腐れた顔で夫チェヨンに答えたのだ
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