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今日は大護軍の機嫌がすこぶる悪い

朝から殺気立っていて、俺に近寄るなそうオーラを放っている

新入りのウダルチたちは、そんな威厳あるチェヨン大護軍の姿に慄きつつむしろ憧れすら覚えていた

しかし、俺はそんな大護軍を見てすぐに思うのだ

-あぁ、また医仙殿と喧嘩をされたのだと…

俺は誰かって?

こういえばわかるだろうか、そう俺の名は元副隊長のチュンソク。大護軍の有能な片腕なのだ

大護軍は険しい表情を浮かべたと思うと、また遠く視線を漂わせ首を小さく振る。そして、何かを真剣な表情で悩み考えておられる

「ハァ…」 と悩ましげな憂いを帯びたような表情は見るものを魅了する

新入りのウダルチたちはそんな悩ましげなチェヨン大護軍の姿に、カッコいいなぁ…あの格になるといつも並々ならぬ苦悩があるのだと口々に噂する

そして、俺はまた思う

-あぁ…医仙殿に許して貰えないのだと…

突然思い立ったかのように、スクッと立ちあがり固い決意を持った表情で歩き出す大護軍

そんな姿に新入りのウダルチたちは思うのだ、何か妙案が思いついたのださすが大護軍様だ!きっとチョナの所に向かわれたのだ!


そして、俺はこう思うのだ

-あぁ、チョニシに行くのだ…
そして大人しく医仙殿に謝罪することにしたのだと…


案の定チョニシに向かう大護軍チェ・ヨン。 フッと俺は鼻で笑い、うっすらと微笑む

何故わかるのかって?そう、俺は大護軍のもう1人妻。そう、副妻チュンソクなのだから…

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