[メイクアップの理解] マスカラ
マスカラは、驚くべき発明品で、どんな種類のメイクでも基本であるとされている。私をはじめ多くのメイクアップアーティスト達は、一つだけメイクができるとすればマスカラをするこように語る。反面、多くの人(私も例外ではない)は、マスカラをすごく乱用していることもある。
女性が過剰にマスカラをする理由として、一方では長くてボリュームのあるまつ毛が魅力的だとするコスメ産業のから騒ぎのためでもあるが、広告がなくても私達は他の人の長くて美しいまつげがうらやましいものである。マスカラをすると、時にはさらに長くボリュームあるまつ毛に魅了されて、もっとたくさんつけてしまう。残念なことに、マスカラの量は多くても粉などが落ちてにじむ可能性も高くなり、まつ毛が硬くてとがった釘のように見えてしまうことがあり、まつ毛が支える量も重くなってくるため、過剰な重さでまつ毛が傷ついてしまうこともある。マスカラでもつれたまつ毛は、長くてボリュームのあるまつ毛とは程遠い。ただマスカラにもつれたまつ毛でしかないのである!
長くて目立つまつ毛を手に入れようと思うと、まつ毛をつまんで外側にカールをつけてくれる人気道具のビューラーのことが頭に浮かぶ。問題はこのような道具を使用すると、まつ毛が上にカールしすぎて不自然になってしまうということである。また、まつ毛が目立ったとしても(不自然な形でも)、結局はまつ毛が痛んでしまい抜けてしまうこともある。そうなってしまうと、長く見えるまつ毛にしたいという目的も水の泡となってしまう。それでもビューラーを諦められないのであれば、マスカラをする前にだけまつ毛にカールをつけ、マスカラをした後には絶対に使用しないことである。そうしないとまつ毛が折れたり変な形に曲がってしまう。一番いいビューラーは、カールする部分に。保護用スポンジチップのついた製品である。まつ毛は均等な力でやさしくつまむ。まつげは内側から外側にむけてゆっくりとビューラーで“歩くように”カールさせていき、数秒抑えれば十分である。一部のファッション雑誌は、数秒間ドライヤーを使用してビューラーのゴムパッドを温めるようにアドバイスしている。やってみる価値はあるかもしれないが、熱すぎないようにする注意が必要である(指で触って確かめる)。そうしないと、まつ毛が焼けて切れたりまつ毛部分のお肌が火傷してしまう恐れがある。
☷マスカラの種類
マスカラには2種類のベーシックタイプがあるが、一つは防水性マスカラで、もう一つは水溶性マスカラである。マスカラはにじんだり固まったりしてはいけないが、そうなってもあなたのせいではない。どの種類のコスメもそうであるように、料金はマスカラの効能とはなんの関係もない。ドラッグストアのマスカラも高価なデパートのブランドと同じか、時にはさらにいい場合もある。これはコスメ企業の問題である。このような場合は、すぐに購入先を訪れて払い戻ししてもらうか、他の製品に交換してもらうようにしよう。
利用できるマスカラの種類は2種類だけなので、個人の好みやマスカラを使用する部分を基準に必要によって選ぶとよい。
水溶性マスカラ:最も一般的なタイプのマスカラである。優れた水溶性マスカラは、名前通り簡単に落とせる。一部の水溶性マスカラの短所としては、‘水溶性’にもかかわらず、水でよく落ちないということである。
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防水性マスカラ:このマスカラは、名前通り防水機能を持つ。防水性マスカラの短所は、クレンジングの際に引っ張ったり擦って落とさなければならないので、まつ毛が抜けることがあるということである。マスカラをして水泳を楽しみたい気持ちも分かるし、結婚式場、特にあなたが新婦であれば黒い涙を流すことなく安心して泣きたい気持ちも理解できる。防水性マスカラは使用するにはとてもいいが、毎日つけることになれば長期的にはトラブルの原因になることがある。もう一つの短所は、ほとんどの防水性マスカラが水に対して強い反面、お肌の脂やモイスチャライザー、またファンデーションの軟化剤が付いた時には折れたりにじむ可能性があるということである。防水性マスカラがにじまないマスカラだという錯覚を起さないようにしたい。
防水性マスカラを落とす一番効果的な方法は、お肌に油分の膜を残さないシリコンベースのメイクアップリムーバーである。できるだけお肌にやさしくソフトなクレンジングを行うために、コットンをリムーバーにつけた後軽く絞り、数秒間まつ毛に当てる(目は閉じる)。こうするとマスカラを落とすのに効果的である。パッドでまつ毛の上を軽い力でそっと繰り返し拭き取る。このとき、お肌を引っ張らないように気をつけよう。マスカラは洗顔前や後に落ちても関係ない。
☷マスカラをつける
マスカラの丸いブラシを回転させ、まつ毛の下のほうから全体を包むような伝統的つけ方が一番効果的で便利な方法である。使い切ったマスカラのブラシをきれいに洗って持ち歩けば、時にまつ毛でだまになったマスカラ(最高のマスカラでも、時にはダマになる)を取ることができて便利である。
下のまつ毛にマスカラをつける時には、棒が目に垂直になるように持ってまつ毛とは水平になるように(マスカラの棒のチップを利用)する。こうすると、マスカラが頬につかずにすむ。また、目元側のまつ毛もより簡単につけることができる。下のまつ毛をよりソフトにつけるためには、ティッシュなどで棒をふいた後、軽くつける。
マスカラをつけようとしてまつ毛や目の下についたことはないだろうか。お肌についたマスカラは、完全に乾燥するまで待ってから、綿棒やスポンジで拭く。ほとんどの場合は粉のようになって落ち、手直しする必要はない。マスカラがにじんでいないか、いつもチェックしておこう。にじむとすごく汚く見えてしまう。
☷ツケまつ毛
私はツケまつ毛を愛用していないが(すぐに分かるから)、メイクアーティストはツケまつ毛をよく使用するが、そのせいでほとんどの女性もやはりつけるべきなのか気になっているようである。“適切なまつ毛”を手にしたいからであれ、もしくは単純に面白いからであれ、ツケまつ毛の使用はとても一般化してきている。根本的にツケまつ毛はフルセットで使用することもできるし、個別でつけることもできる。ツケまつ毛をするには不着用ジェル(デュオDuoのような)が使用され、きれいな仕上がりにするにはしっかりとつけなければならない。まつ毛を取る時には多少注意が必要で、言うまでもなくまつ毛に影響してくる。これは忘れないでほしい。ツケまつ毛の効果に近いぐらいきれいなまつ毛がつくれるマスカラは、数多くある。ツケまつ毛を考えているのであれば、まずやってみる前にマスカラでテストしてみてほしい。
☷注意すべきこと
1. 一般的に日中のメイクでは、ブルーやパープル、グリーンのようなカラーのマスカラは使用しない。
2. にじんだり粉が落ちるマスカラは避ける。そうならないマスカラもたくさんあるので、そんな製品を使う必要はない。
3. 防水性マスカラは、毎日使用しない。落とすのが大変で弱くなったまつ毛には無理がある。
4. マスカラをつけ過ぎない。まつ毛が固まって見えたり、窓の太いかんぬきのように見える可能性がある。
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