おはようございますー。
新作コスメのレビューが全然追いついてませんが、やけに早くに目が覚めてしまってヒマなので、去年からずっと気になっていたことについて語ってみます。
かつてドラッグストアで存在感を放っていた雪肌精についてなのですが、なぜここまで落ちぶれてしまったのか(涙)
え?雪肌精いまでも人気じゃん!
って思っている方は昔のイメージを引きずっているか、インフルエンサーに騙されてます。
雪肌精の低迷はKOSEの小林社長も認めていて、いま社運を賭けたテコ入れをしている最中です↓↓
こないだ、雪肌精のレビューでも書きましたが、ここ数年、あの手この手を使って雪肌精を押し上げようとしています。
この記事では、なぜ私が心配しているのか、なぜ低迷してしまったのかを書いてみます。
検索ボリューム少なすぎな件
私はワードプレスでもサイト運営しているので、記事を作成するときにキーワードの検索ボリュームを調べることがあるんですよ。
1ヶ月の検索数(推定)を調べることができるツールがあるんです。
現在社会において検索ボリュームというのは、人々の興味や認知度をあらわす大きな指標になりますよね。
そのツールを使って「雪肌精」と検索してみた結果‥
Google検索数 8
Yahoo検索数 2
う、ウソだろ‥
あくまで推定なので多少の増減はありますが、一桁はヤバすぎる。
しかも去年に調べたときには、確か検索数40ぐらいだったのに、さらに減っています。
他ブランドの検索数
ちなみにKOSEの他のブランドを調べた結果はこちらです↓↓
コスメデコルテ
Google検索数24万800!!
さすがコスメデコルテ。今ではKOSEの看板ブランドですもんね。納得の結果です。
アディクション
Google検索数5万9200!!
これは英語の「アディクション」という単語を調べている人も含まれると思いますが、関連語を見てみると化粧品のアディクションに関するキーワードが多いので、大半の人はKOSEのアディクションについて調べていると思います。
ジルスチュアート
Google検索数44万!!
ジルスチュアートにはアパレルもあるので中には財布やバッグについて調べている人もいますが、関連語にはコスメに関するキーワードが多いのでKOSEのジルスチュアートに対する関心の高さが伺える。
エスプリーク
Google検索数1万4480!!
ガクッと落ちましたが、エスプリークはベースメイクブランドなので、ベースメイクだけでこれだけの検索数ってなかなか貢献している方ではないでしょうか?
ヴィセ
Google検索数2万6480!!
ヴィセは商品数も豊富なのでエスプリークよりも跳ね上がりましたね。さすがKOSEのプチプラブランド代表です。
ファシオ
Google検索数2万1680!!
意外と健闘しているのがファシオ。いつの時代も落ちにくいメイクは一定の需要があるので関心の高さが伺えます。
プレディア クレンジング
Google検索数1920!!
プレディアは同じ名前の住宅ブランドがあるようで、関連語にも住宅関連のキーワードが多かったので「クレンジング」と付け加えて調べました。
クレンジングだけでも雪肌精の検索数を圧倒的に上回っています。
インフィニティ コーセー
Google検索数1920!!
インフィニティは同じ名前で有名な車があるので関連語にも車関係のキーワードが多かったんですよ。
なので「コーセー」と付け加えてみましたが、こちらも雪肌精の検索数を圧倒的に上回っています。
この結果を見てみてどうです?
雪肌精のこと心配になりません?
この事実を知ったのは去年なんですが、そこから雪肌精をちょくちょく買うようにしています。
今年は応援の意味も込めてプレシャススノーも買いましたw
(プレシャススノーというのは年に1回発売される限定フェイスパウダーです)
なぜ落ちてしまったのか?
ニュースの記事に書かれていた低迷の要因を、私の意見も交えて書いてみます。
インバウンドに頼りすぎた
記事によるとインバウンドに頼りすぎていたのが大きな要因だと。
これはKOSEに限らず、資生堂などの他社もそうですが、中国人の爆買いに頼りすぎていたのでコロナ以降に売り上げが急落したんですよね。
特に雪肌精はアジア圏で絶大な人気でしたから。
目先の売り上げを優先して、日本人の顧客を蔑ろにしていたとまでは言いませんが‥
日本人へのマーケティングに力を入れていなかったツケはデカいと思います。
だから、国内のGoogle検索数も「8」なんですよ。
なにかあった時に助けてくれるのは自国の消費者ってことを忘れないで頂きたい。
プチプラスキンケアの進化
これは雪肌精に関わらず、中価格帯のドラッグストアコスメ全体に言えることだと思いますが、立ち位置が中途半端なんですよね。
もうちょいお金を出せばデパコス買えるし、プチプラの勢いはスゴいし、ついつい後回しになりがちな存在になってしまっています。
リブランディングの失敗
記事によると2020年に行われた雪肌精のリブランディングの失敗も低迷の要因になっているそうです。
この時に発売されたのは「クリアウェルネス」のシリーズですね。
【関連記事】雪肌精クリアウェルネスの敏感肌シリーズのレビュー記事です↓↓
私、このレビュー記事でクリアウェルネスのこと「ドラッグストアで埋もれている」なんて書いてましたが、実際に売り上げはよろしくないようで。
今後一部のクリアウェルネス製品はクラシックシリーズに統合される予定があるそうです。
まずは突き進んで下さい
2020年のリブランディングの時には社長は敢えて口出ししなかったようですが
(KOSEでは創業者の「やってみなはれ」というモットーが受け継がれていて、社員を信頼して任せる風潮があるよう)
現在、行われているテコ入れでは社長も積極的に口を挟んでいるようなので今後に期待。
こういう改革を行うときって必ず「あーだこーだ」言う外野が現れるし、中には離れていく顧客も居るかもしれませんが
(実際に私もあーだこーだ言っておりますがw)
ビジネスの世界は結果が全てなので、まずは自分達を信じて目指すべき場所に突き進んで欲しいなと思います。
雪肌精は製品自体は良いものが多いので、また昔みたいにドラッグストアで存在感を放ってほしい。
あとドラッグストアでは売ってないけど、雪肌精の高級ラインには隠れた名品が多いので、これからもその品質を維持してほしいな。
それでは今日はこの辺りで。みなさん良い休日を
