創価大・田中 リーグ戦の成績 | コスメンディのブログ

コスメンディのブログ

スポーツの観戦記。

主にアマチュア野球、格闘技、サッカー、ラグビーです^^

なるべく多くの試合を生観戦したい!!と思っております。

鳥取と慶応びいきはご容赦くださいませ~

今年のドラフトの目玉…創価大の田中正義(④創価)についてまとめてみます。
何球団から1位指名があるのか?12球団競合?なんて言われている逸材。
昨年の侍ジャパン大学日本代表の壮行試合ではNPB選抜(若手中心)から7連続三振を奪うなどして注目度が高まりました。


田中正義が在籍する創価大は東京新大学野球連盟に所属。
1~4部それぞれ6校、計24校がしのぎを削っています。
1部には創価大の他に流通経済大(昨年の大学野球選手権で準優勝)、東京国際大、杏林大、共栄大、高千穂大が所属しています。
※春秋のリーグ戦ごとに入替戦があるので東京学芸大、駿河台大なども1部に在籍経験あり。


田中正義は大学2年の14年春季リーグから登場。
そのデビューは鮮烈なものでした。
初登板初先発の開幕戦・共栄大1回戦で4安打11奪三振完封勝ち。「球速が出にくい」と言われていた大田スタジアムで151km/hをマークして注目を集めました。


◆リーグ戦での成績推移

14年春に7試合登板。チームを全国大会に導き、全国大会でもベスト4入りに貢献しました。
14年秋は故障もあり登板は1試合(1イニング)のみ。
昨年は春秋とも6勝0敗という成績を残しています。昨秋にいたってはリーグ戦での防御率が0.00
46回無失点でした。

通算:15勝1敗
通算防御率:0.27
通算WHIP:0.67

1試合換算奪三振数が8.0以上という高さ。与四死球は1試合換算3.0近かったのが昨秋は1.4まで下がっています。その結果K/BBも6.1に。
また昨秋は1試合換算被安打が2.4とこれまた驚異的な数字。
K%(奪三振÷打者数の割合)は29%と高いです。

P/IP(投球数÷投球回)が13以下というのは低いですが、P/PA(投球数÷打者数)は4.0近く、決して低くはありません。
これは打者があまり早いカウントから打ってない、打てない(バットに当たらない)からかもしれません。

とはいえ、他リーグのエース級ドラフト候補に比べてリーグ戦での投球数はそんなに多くないですし(他に良いピッチャーもいますしね)、
高校時代もそんなに投げていないのでMLBが彼に興味を示しているのはその点もあるのかな?なんて思ったりもします。

田中正義1

田中正義2


では対戦相手相手別の数字を見てみます。


◆流通経済大
田中正義相手に唯一黒星をつけているのが流通経済大(14年春1回戦)。
この試合、私はたまたま見に行っていたのですが、このときの流通経済大・生田目(④水戸工)との投げ合いは痺れました。
2回に挙げた1点を流通経済大が守り切っての勝利でした。

その1敗のあとは田中が2勝しています。
流通経済大は最も田中のK/9の値が低いです。最も田中から三振していないチームが流通経済大。


◆共栄大
最も田中に球数を投げさせているチームですね。
BB/9が最も高く、待球作戦でもしているんでしょうか?但し戦績は田中相手に3敗。


◆杏林大
田中との対戦が最も多いチームです。
1試合換算ヒット数も東京学芸大に続いて多くなっています。
P/PAが最も低く、早いカウントから打って行っているかもしれません。田中相手に4敗。


◆東京国際大
田中が4試合投げて4勝と東京国際大はかなり分を悪くしています。
田中は27回を投げて自責点0、失点は14年春3回戦の「1」だけだと思われます。
田中が先発した3試合は全て完封負け。
1試合換算ヒット数も2.7本と非常に少なく、かなり田中を苦手にしているようです。


◆高千穂大
14年に3度対戦。田中が先発した1試合では田中が降板した後に逆転勝ちを収めています(14年春1回戦)。
1試合換算の奪三振数は最多。K%が43%にもなり、5人に2人以上三振している計算になります。


◆東京学芸大
対戦1試合ですが7回で7安打を放ち、1試合換算で田中から最もヒットを打ったチームとなっています。


◆駿河台大
7回コールドとなった試合で田中が5回まで登板。1安打で無得点でした。


田中正義・対戦校1


田中正義・対戦校2