【セミナーレポート】コスメを読む(美白化粧品)第二部 | 日本化粧品検定協会のブログ

日本化粧品検定協会のブログ

日本化粧品検定協会 http://www.cosme-ken.org/
事務局が日々の活動を綴っています。

3月19日に実施した

コスメを読むセミナー
美白化粧品





第2部は
久光 一誠先生による
成分の読み説き

です音譜

成分についてもたっぷり
ご説明いただきましたアップ

※第1部のレポートはこちらから






【美白作用機序について】

大きくの3つの作用があります!

①メラニン生成抑制
→メラニンができる前に、
 できないように抑える働きです流れ星

 主な成分にはトラネキサム酸、
 カモミラET、4MSK
等があります星

②メラニン還元
→黒くなってしまったメラニンを
 無色に戻す働きですキラキラ
 簡単に言うと、できてしまったシミを
 薄くする働きのことです音譜


 主な成分には、ビタミンC誘導体等があります星

③メラニン排出促進

→体内にできてしまった
 メラニンの排出を促します流れ星

 主な成分には、プラセンタエキス、
 AMP
等があります星

※2級・3級テキストP84~P85も併せて
 ご確認いただくと、理解が深まりますよ星



【美白化粧品が生まれるまで】

まずは成分の効果・安全性における
実験結果を厚労省に審査依頼
しますひらめき電球

承認されたら、その成分を医薬部外品と
して承認された配合量で化粧品を作り、
再び厚労省に審査依頼しますアップ

問題がなければ
医薬部外品として承認されて
販売可能となりますひらめき電球


【どの有効成分を使うか】

有効成分の開発には
膨大な労力と費用が必要
となるため、
どんな会社でもできるわけでは
ないのが現状ですあせる

開発元は
大きく2パターンに分けることができ

①化粧品会社が開発

→独自成分として、自社開発製品にのみ
 使う
ことが多いです!

②原料会社が開発
多くの会社が使用することが多いです!



【様々な美白成分】


ビタミンCはは酸化しやすいので、
酸化防止剤としてよく用いられますアップ

化粧品のみならず、色変化を防ぐために
緑茶などにも入っているんですよお茶

ビタミンCをそのまま入れると
反応性が高すぎるため、反応性を下げた
ビタミンC誘導体にして用いますキラキラ

ビタミンC誘導体には

宝石ブルービタミンCにリン酸とマグネシウムを結合させたAPM

宝石ブルービタミンCにブドウ糖を結合させたAA2G

などがありますベル

APMは水に溶けにくく、油にも溶けないため、
作れる化粧品の設計が限られますあせる

一方、AA2Gは水によく溶け、安定性と水溶性が高いので
多種多様な設計に組み込むことが可能なのです!

過去10年間に発売された
美白化粧品のうち、
約40%が美白有効成分として
AA2Gを配合していますひらめき電球


他の美白成分には

宝石ブルーアルブチン
→資生堂が開発した成分ですが、
 現在は他社への販売も始まっていますアップ
 水溶性が高く、さまざまな剤型に使用可能!

 ビタミンC誘導体と
 「ダブル美白」として
 配合されることも多い成分ですひらめき電球


宝石ブルー3-O-エチルアスコルビル酸
→ビタミンCにエチル基を結合させたもの。
 ビタミンCの働きとは異なり、この成分自体が
 メラニン生成抑制作用を示します帽子


【美白成分の読み方のポイント】

まず最初に有効成分を列記しますキラキラ

その他成分の記載順序は自由です星




ボリュームたっぷりの内容でした流れ星

このセミナーに参加できなかったけれど
セミナー内容が気になる方、

会員になっていただくと
後日webで受講できますよラブラブ


詳細はこちらから

会員になるには受験の必要はございませんひらめき電球

ぜひご検討くださいラブラブ

。°+°。°+ °。°。°+°。°。°+°。°+

コスメが読めると化粧品は
もっとおもしろくなる
。°+°。°+ °。°。°+°。°。°+°。°+

第8回日本化粧品検定


2017年5月28日

テキストのご注文はこちら


facebook:https://t.co/OV7RXxMGXt
twitter:https://twitter.com/cosme_kentei
インスタグラム:https://www.instagram.com/cosmeken/