「界面活性剤」は肌に悪い!? | 日本化粧品検定協会のブログ

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巷でよく目にする「界面活性剤」

汚れを落とすというイメージが強いのですが、
馴染みや浸透をよくする効果もあるので

多くのコスメにも配合されています



「界面活性剤は良くないものだ
という
文章が掲載されていることもあるため、


「一体どんな成分なの
と気になる方も多くいらっしゃるのでは
ないでしょうか

そんな疑問に今日はお応えいたします


界面活性剤とは 、簡単に言うと

「混ざりにくい水と油を
混ざりやすくするためのもの」


です

界面活性剤はひとつの分子内に

油になじみやすい部分

(親油基または疎水基)と

水になじみやすい部分
(親水基または疎油基)の

両方をもっています。


親油基が油と、親水基が水とくっつくことで

肌表面の汚れを落としたり、
皮膚の中に成分を浸透させたり


できるのです


界面活性剤はその働きによって
4つに分けることができます


(陰イオン)アニオン型
 →洗浄・可溶化作用

  石けんやシャンプー、洗顔料に

  一般的な界面活性剤のイメージはこれですね


②(陽イオン)カチオン型
 →柔軟・帯電防止・殺菌作用
  トリートメントやリンス、制汗剤に

③両性イオン(アンホ)型
 →洗浄・乳化助剤作用
  ベビー用・高級シャンプー/リンス、柔軟剤に

④(非イオン)ノニオン型
 →乳化作用
  クリームなど、多くの化粧品に


身の回りにある ほとんどのものに
配合されていることがわかりますね



「界面活性剤は
肌に良くない


と一概に全て悪者扱いするのではなく
科学的な構造や特徴を理解し、
自分やお客様にあったものを
選べるようになりたいですね



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