【セミナーレポート】医薬品医療機器等法セミナー(前編) | 日本化粧品検定協会のブログ

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6/20(土)『医薬品医療機器等法(旧薬事法)セミナー -売れる攻めの広告を学ぶ!-
~テキストだけでは分からない具体例を見て聞いて考える「即戦力セミナー」~』を開催しました。




売れる!薬事広告の作り方
「勝てる広告をどうしたら作れるか?」言っていい事、悪い事。
ここを理解して初めて「攻め」が可能となります。

医薬品医療機器等法セミナー(旧薬事法)第2弾 応用編です。
講師は化粧品や健康食品の薬事、WEBコンサルをされている
持田騎一郎先生です(株式会社RCTジャパン代表)。


★化粧品・健康食品に関わる法規制

①医薬品医療機器等法(薬機法、旧薬事法)
→医薬品的な効果効能はNG
例)ニキビが治るクリーム NG
②景品表示法
→ウソの広告、オーバートークの規制、二重価格、過剰景品の規制
例)体験談やアンケート、効果効能に関するデータのねつ造
③健康増進法
→食品広告の著しい事実相違、誤認防止
例)飲むだけで誰でも激やせ!最高の解毒作用 NG
④食品表示法

通販広告で法律に触れる表現があった場合
★がんに効くサプリ!→薬機法違反 行政指導や逮捕
★アトピー用クリーム!→景品表示法違反 謝罪広告や課徴金
★医師が推薦美容液!→薬機法違反 媒体審査落ち(検索にひっかからなくなる)、出稿停止(広告を出せなくなる)

媒体審査落ちとは…
掲載媒体(メディア)によって基準が異なります。
例)シワという悩みへの訴求 
ほうれい線集中ケア→〇 ※媒体によりNGのところもある
ほうれい線が変化→×
シワが消えることを想起させるような表現はできません。

法規制に関してよく学ぶことが大切です。

★売れる!商品コンセプトの見直し
1.誰に…戦略的LPのコンセプト
2.何を(ベネフィット)…効果効能のアピール
3.どうやって(方法)
を見直してみましょう。




1★戦略的LPのコンセプト

※LPとはランディングページのことで、
ネット広告にリンク元を設定し、1ページで問合せ・資料請求・購入を促す、独立したページ
のことを指します。

訴求対象がぼやけたLP
例)ニキビクリーム
お悩みを絞り込む!
①大人ニキビ
②あごニキビ
③おしりニキビ
④背中ニキビ

悩んでいる部位に合った訴求をすることでお客さんの購買意欲がアップします。
キーワードの検索量を調べ、ターゲットを絞り込むことが大切です。

2★どのように効果効能をアピールするか?

一般化粧品と薬用化粧品では表示できる効果効能の範囲が異なります。
石鹸を例にとって解説します。

一般化粧品
1.毛穴の汚れを取る(洗浄)
2.ニキビ予防(洗顔)
3.透明感、くすみ(洗浄)
4.ニオイ対策(香り)
5.肌の潤い、ハリ、ツヤ(保湿成分)
6.乾燥小じわを目立たなくする(臨床試験)

薬用化粧品
1.殺菌
2.消毒
3.消臭

どれも石けんにおいて当たり前なのでは?と思う効果効能も
お悩みに対して組み合わせることで効果的に宣伝することができます。


次は後編。
実際のLPを見ながら解説です。



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