【セミナーレポート】コスメを読む -日焼け止めの成分を読み解く- | 日本化粧品検定協会のブログ

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『コスメを読む』セミナーのレポート最終回です。

5月から真夏日も続いていますが、
紫外線対策の必須アイテム
日焼け止めの成分を読み解いていきましょう!


日焼け止めは
紫外線防御剤+乳液 / クリーム
でできています。

日焼け止めに配合される「紫外線防御剤」
大きく分けて2種類あります。

紫外線散乱剤
紫外線を屈折したり反射することで
物理的に肌に当たらないような働きをする


代表成分 (鉱物由来の成分が多い
 酸化チタン・酸化亜鉛  など


紫外線吸収剤
紫外線を吸収して肌に当たらないようにして
肌に紫外線が届くのを防ぐ働きをする


代表成分 (合成化合物が多い
 メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
 t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
 ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
 オキシベンゾン-2  など


製品によって、「紫外線散乱剤」、「紫外線吸収剤」の
両方もしくはどちらかが配合されています。


日やけ止めは油性成分による粉の付着や
撥水性を最大限活かすために
油の中に水がちらばっているタイプが市場に
多くでています。(W/O型 Water in Oil)
ウォータープルーフタイプに多いです


配合されている油性成分は
さらっとした感触で撥水性も高いシリコーン油
多用されています。

シリコーン油の代表成分
ジメチコン、シクロペンタシロキサン など

また、みずみずしい感触でのびもよい
水の中に油がちらばっているタイプもあります。
(O/W型 Oil in Water)乳液タイプに多いです


買い物や短時間の外出には耐水性が低くても
問題ないので、使いやすいといえます。



米国皮膚科学会では老化の
80%は光老化(紫外線の影響)と言われています。
日焼け止めの成分を理解し、しっかりと紫外線対策を
行いましょう!





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