【セミナーレポート】クレンジング製品のトレンド | 日本化粧品検定協会のブログ

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事務局が日々の活動を綴っています。

先日に引き続き、交洋ファインケミカルの
原料セミナーで学んだことを報告します!
*前回のレポートはDDクリームについて こちらから


日本エマルジョン株式会社より
日本におけるクレンジング製品のトレンド
ついて学びました。

1990年以前
クレンジングに特化した製品は少なく、
洗顔フォームの仕様が一般的。

クレンジング専用品としては、
『コールドクリーム』が人気に。

1990年頃
クレンジングオイルが発売。

高い洗浄力からすぐに市場に浸透。
当時のクレンジングオイルは
ふき取りタイプであることが特徴。


2000年頃
2Way Typeのクレンジングオイルが登場。

お風呂場でクレンジングをするというニーズに
応えるべく、濡れた手で使えるクレンジングオイルが
誕生したそうです。

2000年半ば頃
2Way Typeのクレンジングリキッドが発売。

クレンジングリキッドにはオイルと比較し
多くの水が配合されています。

2010年~現在
差別化のために、ユニークな剤型や
製品の独自コンセプトが重要に!


例えば・・・
ふき取り化粧水型
オイル泡クレンジング
バーム型
低刺激(ミネラルオイルフリー、アルコールフリー)

現在はさまざまなクレンジング製品が発売されており
メイクを落とすだけではなく、美白や保湿などの
効果にも注目されているそうです。

トレンドを紐解いていくのもおもしろいですね

ちょっと復習タイム(受験者必見

クレンジングは油性成分だけで汚れを
浮かせます。

クレンジングに界面活性剤を入れる理由は
浮いた汚れを水と混ぜて流せるように
するためです。

油性成分に界面活性剤を加えることで
水で洗い流せるようにしたり、
さらに水を加えることでクリーム状にするなど
形状や使用感、洗浄力を調整しています!

成分や処方を勉強して、なぜ入っているのか
を理解すると化粧品はすごくおもしろくなりますよ


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