2/14(土)、2/15(日)に開催された、
beaus主催の「ライタースクール エキスパートコース」の 報告(1日目)です。
beaus主催の「ライタースクール エキスパートコース」の 報告(1日目)です。
前回の「ビューズ ライタースクール ベイシックコース」の記事はこちら。
beas(ビューズ)には、コスメメーカー、美容ライター、栄養管理士、モデル、デザイナーなど、
美に関するスペシャリストが多数在籍しています。
エキスパートコースでは、美容ライターに特化し、
「読みたい!」と思わせる記事を書くコツ
最後まで読んでもらう記事を書くコツ
などを勉強します。
セミナーは2部構成になっており、講師は
第1部はbeaus所属の美容ライターパツワルド敬子さん
第2部は日本化粧品検定協会 代表の小西さやか
【第1部】文章の基礎知識
1限目:ライターの仕事と業界について
発信する媒体によってそれぞれ書き方を使い分ける
ライターにも雑誌ライター、新聞記者、コラムニストなど、活躍の場は様々ですが
最近は、発信力の強いWEBライターが注目が集まっているとのこと。
①WEBライター
・サイトのテーマや記事の目的により、文章の切り口を変える
・テーマに合わせたネタ探しをすることが多いため、日頃から引き出しを増やしておく
・800文字~3,000文字の原稿を書けるようにする
(スマートフォンから読まれる原稿としては1,200文字が一番読みやすく、好まれる)
②紙媒体(雑誌など)
・ページデザインによって字数が限られているので、簡潔・明確に意図を伝えること
・写真を見れば分かることは文字にしない
例)ハイヒールの写真の場合は「ハイヒール」という単語を使うのではなく、
「何時間でも歩けそうなはき心地」など、写真だけでは伝わらない情報にフォーカスする
③広告ライター
・消費者と企業をつなぐ広告をつなぐ役割を担うため市場マーケティングを踏まえた提案をする
・美容系では薬事法(医薬品医療機器等法)を無視したライティングは厳禁!
(消費者が美容商品の効能を過大に誤解しないよう、薬事法(医薬品医療機器等法)では
謳える文言表現が限られている)
2限目:文章構成 ~基礎知識編~
公的な出版物では正しい日本語の表記のルールを守る(個人ブログを除く)
例)・アイシャドーではなく「アイシャドウ」
・!、?などの記号のあとは1マス空ける
・映画名など固有名詞は『 』で囲む
・強調したい言葉は、“ ” で囲む などなど。
正しい日本語を勉強するためのおすすめ本は
『日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版』(講談社校閲局)
<その他 文章校正の注意事項>
・一文は原則60文字程度にする
・切れるところで文を区切り、更に句読点を効果的に使う
3限目:文章構成 ~組み立て・要約編~
起承転結を意識する
結論はひとつに絞り、書き出す前に、文章構成を決める。
文章の書き出しと終わりが繋がるように書くと分かりやすい文章となる。
しかし、文章の肝である起承転結の「転」が一番難しい。
起承転結の例で有名なのが
(起)大阪本町 糸屋の娘
(承)姉は十六 妹が十四
(転)諸国大名は 弓矢で殺す
(結)糸屋の娘は 目で殺す(娘二人は眼で殺すという意味)
これくらい大胆に「転」でひねると読者が読みたくなるような文章になります
4限目:キャッチコピーと言葉選び
「なになにっ??」と思わずクリックしてしまうようなタイトルをつける
その言葉選びや、さらに興味を引くような書き出しを考えるのは非常に難しいですが、
人から共感を得られるネタを上手に使うことが重要です。
【第2部】薬事法(医薬品医療機器等法)に配慮した正しい化粧品の表現について
製品が"化粧品” "医薬部外品”どちらに分類されるかチェック
薬事法(医薬品医療機器等法)により商品広告やPRで記せる製品の
効果・効能範囲が異るため、必ず該当製品が
効果・効能範囲が異るため、必ず該当製品が
化粧品・医薬部外品のどちらに分類されるのか確認してから書くことが重要。
前回のベイシックコースの講義内容に加え、 今回は、自身の毛穴やくまがどのような原因で
生じているか、その見分け方や対処法について 『日本化粧品検定協会公式 コスメの教科書』
を見ながら、学習しました。
薬事法(医薬品医療機器等法)はなかなか覚えられない分野のひとつかも知れませんが、
正しい表現方法を知っておくことは美容ライターとして絶対に必要なことです。
コスメの教科書には化粧品・医薬部外品の効果・効能範囲が載っているので
是非チェックしてみてください
コスメの教科書には化粧品・医薬部外品の効果・効能範囲が載っているので
是非チェックしてみてください
薬事法(医薬品医療機器等法)を得意分野にしてしまえば、
他のライターとの差別化がはかれます
勉強トピックス
薬事法は昨年11月の法改正により法律名が
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に変更されました。
法律名が長いため、厚生労働省では
「医薬品医療機器等法」という略称を用いています。
他のライターとの差別化がはかれます
勉強トピックス
薬事法は昨年11月の法改正により法律名が
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に変更されました。
法律名が長いため、厚生労働省では
「医薬品医療機器等法」という略称を用いています。