冬時期の乾燥対策 お肌と湿度の関係について | 日本化粧品検定協会のブログ

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最近寒い日が続いておりますが、
みなさん乾燥に悩まされていませんか?

冬の時期のお肌はかさつきや、肌荒れ、
乾燥によるしわなどトラブルがたくさん!!

乾燥対策を怠るとお肌の水分がさらに低下し、
肌荒れ小じわの原因をつくってしまいます

今回は湿度と肌の関係について紹介します。
保湿についての正しい知識を勉強しましょう。



■空気の乾燥と湿度の関係

肌を乾燥させる要因の1つとして、
空気の乾燥、湿度が挙げられます。

お肌にとって最適な湿度は65%~75%

冬の季節は湿度が50%以下になることも多く、
湿度の低下により乾燥が進みます

また、暖房を使って部屋を暖めると、
一気に湿度が下がるため、
湿度が30%以下になっていることも多いです


■すぐにできる乾燥対策

空気の乾燥は、お肌への影響だけでなく、

・喉がいがいがする
・唇の皮がむける
・インフルエンザのウイルスを活発にさせる

など、体調への影響も出てきます。
お肌と体どちらの健康ためにも湿度管理は欠かせません

冬の乾燥対策では、まず、
ご自身のおかれている環境の湿度をチェック
湿度計付の加湿器なども多くでているのでぜひ活用してください。

加湿器を設置できな環境の場合、
お手軽な湿度UP方法としてはミストを空気に
向かって円を描いてかけてみるのもよいでしょう


■保湿対策で使うスキンケア

実は保湿成分にも湿度によっては
保湿力が下がってしまう成分もあります。

そのため、冬の乾燥対策には
湿度に左右されない保湿成分
が配合された化粧品を使うことをおすすめします

ひとえに保湿成分と言っても

・水とつながる力の強いもの
・水とつながる力の弱いもの

など様々なものがあり特徴も異なります。

水とつながる力が強い成分は、
湿度によって保湿力が左右されません。


【ヒアルロン酸】

水分をかかえこむ働きがあり、
真皮にもともとある成分で
角層内の保湿として作用します。

湿度が下がっても水分はかかえこんだまま
という
乾燥対策の強い味方です。

【セラミド】

水分をはさみみこむため
水分をしっかりとキープする性質があります。
こちらも湿度によって保湿力は左右されません。

【スキンケアオイル】

また、肌に入れた水分を蒸発させないように
スクワランやホホバ油などのスキンケアオイルを使い、
水分を逃がさないようにするのも効果的です。

乾燥対策のアイテム選びとして、
コスメ(成分)を読んでみるのはいかがでしょうか?

保湿成分の詳しい勉強は『コスメの教科書』 44ページを要チェック