テキサス州では5月1日をもって外出禁止令が解除され、

徐々に経済が動き始めるようです。

初日となった昨日、

段階的に、ということで

レストランは収容人数の25%まで、などの制限付きで、

建設業や小売りなどもマスク着用に収容人数などに気を付けて再開、となりました。

(学校は今年度はないので、夏休みを挟んだ8月中旬まで休校)

 

喜び勇んでレストランに赴いた人たちの映像がニュースにはありましたが、

大部分の人々はまだ在宅勤務かと思います。

 

感染は減っているのか、というと、

増加ペースは緩やかになったとは思いますが、

ヒューストン都市圏では感染者はついに1万人超え、

テキサス全体では前日の死者が50人とこれまでにない増加ペース、、

と決して満を持しての経済再開ではありません。

 

同じような感染レベルでも他の州では外出禁止が延長されているところがほとんどなので、

これはもう壮大な社会実験と言えるのではないでしょうか。

 

これから感染ペースがまた急に上がってしまうのか、ある程度は抑えられるのか。。

それをどの程度許容するのか。。

 

5月2日時点では、

テキサスの感染者は30,540人、うち死者は852名となっています。

感染者数は全米9位となっていますが、死者数は他の州に比べると少ないのが謎です。

ヒューストンは以前もお伝えしたように医療が高い水準にあることなども影響しているのかもしれませんし、

テキサス広しといえども、少なくともヒューストンは3月くらいからプールに入れるような気候ですから、

暖かさや湿度などの影響もあるのかもしれません。

(にしてはカリフォルニアやフロリダはそれなりの数ですが、、それでも人口比を考えると暖かい州は少ない気も。。)

以下が5月2日時点での州別感染者数と死者数です。

 

日本の累計感染者数が約15000人で死者数が500人(ヤフーニュース)とみると、

日本はちょうどテキサスの半分くらいです。

(検査数が比較にならないので、数字の比較はあまり意味はないとは思いますが)

テキサスは人口約2900万人の州です。

 

つまり、テキサス人にとっては、(感染者数はともかく)日本の死者数などのレベルは許容範囲で、経済を動かし始めてもいい、

というような感覚なのでしょうか。

 

まさに、犠牲をどの程度許容するかも含めた、

壮大な社会実験です。

もともとインフルで毎年1万人くらいが死ぬ国ですから。

 

コロナで生活が本当に大変になっている人も多いでしょうし。

もうコロナで死ぬか、経済的に死ぬか、という人もいるでしょうから。

アメリカは政府からの救済金もとっくの昔に振り込まれていますし、

(昨年の納税者と納税額ベースなので、私たちのような外国人ももらえました)

小規模ビジネスへのローンなどの救済策や、

電気、ガス、水道、家賃などの延滞もOKなど、それなりに対策がされています。

それでもビジネスを再開させよ、という抗議デモが各地でありました。

 

何をもって成功とするのかはさっぱりわかりませんが、

テキサスが「成功例」となれば、全米が少しずつ動き始めるのかもしれません。

 

医療機関の逼迫に改善の兆しがみられるようになったら、

もうリスクと多少の犠牲ありきが前提で

経済を再開させていくしかないのかもしれません。

 

我が家はといえば、

学校も始まらないし、夫は在宅勤務だし、

スーパーも相変わらずオンライン、

レストランに行く勇気もまだありません。

テイクアウトすら怖がっているので、

まだまだ、

3食を作り続ける日が続くと思います。。

いい加減、自分の作るご飯に飽き飽きしていますチーン

せめてテイクアウトしたい。。でも怖い。。

私じゃない人が家で作ってくれたらいいのに。。

 

こんなことは贅沢な悩みですね。

家にいられる人は家にいるべきだと思うので、

引き続き頑張ります。