先日、補習校の運動会と現地校の運動会がありました。
開催日は1週間しか変わらないのに、
補習校の運動会は気温30℃、
現地校の運動会は気温12℃、
という、このころのヒューストンらしい寒暖差となりました。

ちなみに、現地校の運動会は
Field day
と呼ばれています。

一口に「運動会」といっても、
補習校のそれと現地校のそれは
似て非なるもの。
最早、訳語だけが同じ、という程度のもの。

補習校の運動会も日本の学校の運動会と比べると、驚くくらい
ゆるゆる
です。

まぁ、そもそも週一回ですし、練習の時間も取れないでしょうから、
保護者としては十分です。

ゆるゆる、の意は
生徒自身がピシッと自分のやることを認識し行動しているか、
ということでしょうか。

開会式でも、
我が息子ちゃんをはじめとして
フラフラしている子は散見されるし、
基本的に先生が全て誘導しているので、
生徒はそれに従うだけ。
それでも、
かけっこやリレー、障害物競争など、
子供達が真剣に走ったり
競技したりする姿は
「スポーツ男子がカッコよく見えたあの日」
を彷彿とさせ、
母を甘酸っぱい気持ちにさせるには十分でした。

それぞれの競技で順位と点数を記録し、
紅組、白組で競う形式です。
かけっこにもちゃんと順位がつきます。

幼稚部はかけっこがなくて一安心照れ
(息子ちゃん運動音痴につき)

日本の運動会のようなピリッとした感じはありませんが、
皆が一生懸命取り組む、
っていいなぁ、と思い出しました。

さて、現地校。
そもそも競技になっていません。
お楽しみ体育の時間口笛
みたいな感じです。
麻袋に入ってぴょんぴょんしたり、
フラフープをしたり、
オタマに卵をのせてあるいたり、
輪投げ的なゲームがあったり。
誰もタイムも測らなければ、順位もありません。
みんな一通りゲームをしたら終わり。
やりたい子は何度もやったり、
隅で全然やらない子もいたり。。

しかーし、
全体の順位はあります、
というか、一位だけ発表されます。

基準は 
謎。

ですが、運動会では、
それぞれのクラスにチームカラーが決められます。
皆、そのカラーの服を着て、
笛やらネックレスやら、その他鳴り物、ポスター、
ヘアスプレーにフェイスペイント、
などなど、
Team spirit 
を体現しましょう!
と何度も親に連絡が来ます。

おそらく、
より気合の入った、盛り上がっているクラスが
優勝
という感じです。

補習校のteam spirit は一丸となって競技に取り組むことで発露するのですが、
現地校は服と鳴り物なのでございます笑い泣き
だからずっとかなりうるさく耳がおかしくなります笑い泣き

それにしても、毎回思いますが、
現地校では
フラフラどころか、
まっすぐな列を作る、
という概念すらないのでしょう。
ぐにゃぐにゃの列?で、
かろうじて皆がそこに固まっている、という感じです。

アメリカ人から見ると
日本の運動会なんて軍隊のように見えるだろうな、
と思います。
きをつけ、前へならえ、休め
なんてありませんからね。
まぁ、日本の学校教育自体が軍隊式
といえばそれまでですが。

やはり、補習校に行かずに本帰国となると、
日本式の学校へのカルチャーショックが怖すぎるので、
補習校に行っていてもかなり厳しいですが、
日本式、
を体験させてくれる補習校は貴重な場です。


息子ちゃんは
競技、勝負、
を楽しむ日本式、

お祭り騒ぎを楽しむアメリカ式、

両方楽しんだようでございます。


週6で学校に通うのは大変ですが、
いろんな経験ができて羨ましい限り照れ