彼は母子家庭で育ち、都会に憧れをもっており、大学や卒業後も一時期都会で働いていました。
しかし、ひとりっ子で長男、母1人子1人、そして80過ぎの祖母がいることから、都会での生活を諦め地元に帰ってきて仕事をしていました。

彼の母親は彼から想像できないほど、ヤンキー気質で、性格も私とは合わず、タバコやギャンブルをするような少し難点のある方でした。
何かあるたびに彼を旦那のように頼り、デート中にも関わらず電話はしょっちゅうかかってくるし、たまに彼と私の休みが合っても、母親と出かけるから無理と断られる始末。
また彼の母親は一人暮らしする彼の部屋をしょっちゅう尋ねてくるのですが、それが当たり前みたいで、いい歳して母親とべったりとした関係に少し疑問を抱いていました。

彼のご両親は、彼のお父さんの浮気(相手の方が妊娠)が原因で彼が小さい頃離婚していることもあって、ずっと母親は自分が守らなきゃいけないと思い、都会の生活も、色んなことを犠牲にして、家族中心に生活してきた結果、40近い年齢になっていたみたいです。
それにも関わらず、彼の母親は彼の夢や彼の人生を考えているのか、考えていないのかわかりませんが、母親に縛られ、今思えば子離れ・親離れできず本当に可哀想な人生を彼は歩んできたと思います。

だからこそご両親(特に父親)みたいになりたくないという気持ちが強かった彼は、普通の結婚をしたいという気持ちの反面、自分も結婚したら両親(特に父親)みたいになるんじゃないかと、付き合い当初はあんなに結婚したいと言っていたにも関わらず、根はとても弱い人だった為、付き合いが長くなるにつれて彼の中で「結婚」することが少しずつ恐怖になっていきました。


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