彼と付き合い始めて約1年が経とうとした頃、彼が以前大学・仕事でいた地域に旅行に行く機会がありました。
その時は夏の暑い時期で、レンタカーを借りて旅行するか、のんびり電車やバスなど交通機関を使って旅行するか迷っていました。
私としては暑い季節ということもあって、時間も行動範囲も自由がきくレンタカーが良かったのですが、彼が迷ったあげく、交通機関を利用し旅行することになりました。

旅行先に到着し、計画していた場所に電車を使って移動していました。
最初のうちは初めてのところばかりでとても楽しく、喧嘩をすることなく時間が過ぎていきました。
しかしかんかん照りでとても暑く、駅から目的地まで歩くだけでも体力を消耗し、軽い熱中症気味で水分補給が欠かせないほどでした。
また電車の時間の関係で、当初計画してた通りにうまくいかず、お互いギクシャクし始めてしまいました。

そんな中、期間限定でナイト水族館をやっていると下調べしていたので、私の中ではそこには絶対に行きたいと思っていました。
その前に彼がどおしても行きたい場所があると、恋人たちの聖地のような一緒に南京鍵をかけ、一緒に鐘を鳴らせば幸せになれるという場所に行くことに。
しかし当初の計画よりもだいぶ押していたこともあって、彼が行きたいという場所のスタート地点に着いた時には夕方になっていました。
そこからいくつもの階段を登り、軽い登山状態、格好もアクティブな感じではなくオシャレしていたこともあり、日中の疲れと重なり、頂上に着いた頃には私は気持ち的にも体力的にもダウン寸前でした。

そんな中、彼はそこでプロポーズを計画してたようで、南京錠を準備してくれていたのですが、2人の名前などを書くサインペンを準備していなかったのです。
今となれば私自身反省していますが、プロポーズされるなんてわかっていなかった私は、疲れと、時間的にナイト水族館に間に合わないと察した為、準備が不十分なことに腹を立て、「なんで、ペン持ったてきてないの?」と彼を責めてしまいました。
そこから気が弱い彼は思いっきり凹み、その場はギクシャクとなりプロポーズの計画もダメになりました。

そんな状態で下山し、プロポーズの計画が台無しになり落ち込む彼、旅行が台無しになったことに落ち込む私。
何も話さない状態で、とぼとぼと歩き続け、ムードもなにもないまま、指輪等も特に無く「こんな形になっちゃったけど結婚しよう」と言われ、彼があまりにも凹み、あまりにも可哀想ということもあって、腑に落ちないまま情に流され返事をしてしまいました。

私のワガママですが、どちらかというとロマンチックなプロポーズに憧れがありました。
その為、旅行から帰ってきてもモヤモヤした気持ちがおさまらず、こんな形で結婚することを決めてしまい、今思えばその時点から、彼との結婚に対するモヤモヤした気持ちが更に増していきました。

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