手を放されたと思ったら、次は手招きされた。「大丈夫。信じて」と。
乗っかった船はまもなく泥船と化した。信じていたら、すぐ裏切られた。結局目当てはお金だった。外見は良くても、人の中身って本当に真っ黒。これじゃあもう誰を信用していいか分からない。
私はまだ草薮の中。次に私を受け入れてくれる場所を求めて、今日もひたすらに歩く。どこかに落とし穴があるかもしれない。…でも関係ない。今はとにかく歩き続けるしかない。一度かかったトラップには引っかかるもんか!
ん…、もしかしたら、探し物は足元に落ちているかもしれない。