もう一つの… | ティル・ナ・ノーグ Tir na n-Og
この病気のせいで1年前に会社を退職せざるを得なくなったあと、しばらくは就職活動に打ち込んでいました。ちょうど12ヶ月前の今頃はいろいろな会社にアタックをかけていました。

ですがどこも雇ってくれませんでした。私の力量不足も原因ですが、もう一つの要因が、やはりこの病気だったのです。『なぜ会社を辞めたのか、それはうつ病を患ったからです』。嘘はつけませんでした。どの会社も「将来性に欠ける人は雇えない」のが人事部の胸中でした。


ある意味では、私の履歴書にはべっとりとのようなものがついているのかもしれません。それでも来年度通う学校は、私の経歴を見ても決してについて言及はしませんでした。
私がその学校を無事に卒業できるかどうかなんて誰にも分からない。もしかしたら、また泥を塗ることになるかもしれない。ただでさえ就職難な世の中、どの企業も将来有望な人材を欲しがる。泥に泥を重ねた経歴を見て、果たして企業は私を人材として認めてくれるのでしょうか。

そんなメランコリーなことをずっと考えながら、日に日に迫りくる「進学」という2文字に、実は怯えているもう一つの自分がいる。失敗できない。…どうしてこんな感情が出てくるんだろう。さまざまな感情が激しく衝突して、今日もまた涙を流す。

自分って奴は…ホント面倒な人だな。