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うつ病の治療は様々です。この記事では、私が病気になってからどのような治療を受けてきたのか、さらに詳しく書いていこうと思います。
金銭にしか興味のない医者
今の主治医と昔の主治医では、うつに関する考え方が全く異なるものでした。転院する前の医師は30代前半の若い先生で、とにかく薬漬けにして治療する方針を断として辞めない。初診からいきなり依存性の高い薬を処方し、わずか2週間で1日15錠を超える服薬を命じました。薬代も一週間1,400円、診療代も問診1分で2,000円というキチガイな請求。
薬の効果は全く得られず、副作用で苦しむ日々。依存が激しく病院から抜け出せない。しかも一向に快復しないことを理由に、今度は高額な施設入院を強要してきました。金銭的な面で入院は半年間拒み続けましたが、度重なる薬漬け攻撃に心が折れ、とうとう紹介状を書いてもらって施設へ。
その施設もまた、何かとお金を搾り取る場所でした。当時は休職状態だったので診断書を会社に提出しなければならなかったのですが、1ヶ月分1枚7,350円とこれも異常(保険適用外らしい)。封書を開けて中身を見ると「うつ病につき1ヶ月の加療が必要」と殴り書きで書いてあるだけの紙っぺら。
揃いもそろって法外(のよう)な金銭搾取と薬漬けで、こちらから「入院辞めます」と言って施設をあとにしました。この施設を紹介した病院はなんと多額のバックマージンで利益を上げていました。なんとも狡猾で真っ黒な病院……。
施設から離脱した私は、勇気を持って父が密かに捜し歩いて見つけたという病院へと落ち着くことにしました。
飽くまで対話を重視する病院
転院した際、初診で出会った医師は50代後半と年季の入った方。その医師こそ今の主治医です。印象的にはベテランというよりも何かと説教してきそうなイメージでした。前の病院で散々な目に遭ってきたのでトラウマもありました。
その時既に相当な薬物依存にかかっていた私に、なんと薬の処方量を大幅に減らしてきました。もちろん効き目が薄く、ここもダメかな…と思っていながら3週間ほど経った頃、おかしなことに初めて医師の前で笑顔を見せる事ができました。医師は私の今までの処方された薬を徹底的に吟味し、多くの時間を割いて私と対話を重ねてくれました。そこから何百とある薬の組み合わせから私に合ったものを抜粋し、重い薬物依存を解消してくれたのです。あっという間の寸劇。しかも診察代がたった400円と、私には破格の値段でした。
体調の良し悪しを繰り返しながらも、決して対話をやめない。時には「もう帰らせて…」と逆に鬱になるほど、一回に長い長い時間をかけて診察。こうしてブログを書くことができたのも、その医師のおかげです。
今、私は入院中です。入院施設へ移動したので病院は違いますが、主治医は同じ。だから気兼ねなく話ができますし、悪ふざけが過ぎたら容赦なく叱ってくる…。時々イヤになることもありますが、いけない事はダメだと、それをちゃんと正してくれている。決して驕らない面白い人です。
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回顧録みたいになってしまった。。。でも自分に合った医者は必ずいるということを証明しました。この病気が治るまで、しっかり面倒見て下さいね先生!(笑)
さすがに私のブログは見てないでしょうが、先生ありがとう
