このシリーズ最後に事故防止❓ということも含めて、齢80過ぎてはじめてのコルセットの方へのやり方です。

何事も無理は禁物ですよね。
若い人以上に無理してはいけないです。

これを念頭に置いておきましょう。


 


)プロクビレイター(Abooです。
世界中のウエストを『くびれ』させることが野望のプロのクビレイターです。
クビレイトに欠かせないものといえばコルセット!!
コルセットを締め上げて肋骨を引き締めることでアンダーバストからヒップにかけて整形級のボディラインを作っちゃおうっていう痩身術です。
世間ではコルセットダイエットなんて呼ばれています。





前回も書きましたけど・・・
念のため

ここで言うコルセットは、背中を紐で縛り上げる古式ゆかしいコルセットです。
腰痛対策のものや、ゴムで伸びるものではないです。

がちがちに固くなる方のコルセットです。



コルセットは着用後、体に密着して「がちがちに固く」なってますよね。
見るからに体に悪そうですが、そんなことはないです。
コルセット中はギプスで固められたかのようにまったく動けなくなるイメージがあるかもしれません。

しかし、実体は、前屈以外何も不自由しないです。

地面落ちたものを拾うときは、背中を丸めのではなく、ヨーロッパの貴族のお辞儀のように、片方の足を後ろに滑らせ、もう一方の膝を曲げ、優雅に拾えばよいです。

コルセットをしたことない人には分かりづらいかもしれませんが、まあ、そんなものだくらいに軽くとらえてください。

着用後体に密着し、鎧のようになるコルセットです。

体とコルセットの間に隙間が開いてはいけません

しっかりと密着させる必要があります。

その時の姿勢は、背筋(せすじ)がまっすぐに伸び上がっています
80過ぎの老体には厳しいというよりも、80過ぎてはじめて体験する姿勢です。
日舞や茶道なんかの経験があれば帯によってコルセットと同じ姿勢を強いられますが、男性の場合、男の娘の古語である女方でもやっていない限り未経験でしょう。

コルセットはコルセットで、真新しい状態だと、コルセットの形を作るために入っている金属製のボーンが固いです。
ボーンがまっすぐな状態に戻ろうとする力が強すぎて、体の出っ張った部分とボーンが強く当たり、体の窪んだ部分が隙間になってしまいます。
コルセットと体が点で強く当たることになるので、痛みが出ることもあります。

そうならないために、最初は緩めで短い時間から、徐々に着用時間を伸ばしていき、一日中着用できるようになったらコルセットの締め上げ強度を増していくという作業をします。

これをシーズニングといいます。

日本語に直すと「慣らし」といったところでしょうか。



ご老体のの場合はこのシーズニングを丁寧に行った方がよいです。
時間はかかっても全く辛くない状態で続けるのがポイントです。

通常のシーズニングで考えると、例えばAbooのオリジナルコルセットである「ご褒美コルセット」の場合、最初の着用時間を伸ばしていくのに3週間、締め上げ強度を増していくのに1ヶ月くらいかかります。

ご老体の場合は、後半の締め上げ強度を増す部分を3か月とかかけてよいです。
なんなら、締め上げ強度を増そうと意識しないでなすがままでよいです。

最初の着用時間を伸ばすフェーズは、コルセット経験者でも新品のコルセットに対して行う必要があります。
後半の締め上げ強度を増すフェーズは、コルセット経験者であれば、数日、せいぜい1週間もやれば十分です。

前半は、コルセットを体に合わせるフェーズで、後半が体をコルセットに合わせるフェーズだということです。

ちなみにお手軽系のバーヴォーグ(Burvogue)のコルセットだと、シーズニング前半戦は2週間くらいで終わっちゃいます。
レアケースですが、コルセット用のボディラインがすでに出来上がっている人は、数回の長時間着用で終われることもあります。
意外ですが、お手軽系のコルセットの場合、実質的にシーズニング前半戦にかかる時間は柔らかいメッシュタイプの方が長いです。

とうことで、前半はさておき、シーズニング後半戦についてです。

ご高齢の方の場合は本当にゆっくり進めます。
齢80過ぎを例に出していることからも分かると思いますが、女性でいえば更年期障害を克服したあとくらいからです。
一概には言えませんが、コルセット的には60代もまだ若者寄りです。

余裕で年金をもらえる歳とか、後期高齢者とかそのあたりに差し掛かると高齢者ゾーンという区分です。

なぜ、その年まで行くとゆっくりと進めないといけないかというと、代謝が下がっているからです。

ああ、やっぱりなって感じしますよね。

ふふふ😏

代謝と一言に言っても実態は様々です。
 

  • 現状維持のための代謝
  • 修復のための代謝
  • 適応(進化)のための代謝


があると思います。

現状維持のための代謝は健康であれば、死ぬまで相対的に下がることはないはずです。
なんせ、これできないと、自動的に死んでしまいますよね。
みるみる体調が悪化してみたいな感じになってしまいます。

歳を重ねる中で効率的に現状維持する方法を学んでいきますので、絶対的な現状維持の代謝は下がりますが、いうなれば燃費が良くなってエコになっただけです。

修復のための代謝は、ケガや病気からの復活のためのものです。
これも確かに加齢とともに落ちますが、現状維持の達人になった高齢者は、細胞を直接破壊してくるようなものに対しては細胞の入れ替わりの遅さから、耐性があります。
ただ、ケガに対しては、欠損した細胞を新たに作ることになるので苦手です。

そして、そもそも歳を重ねた経験から、ケガを避ける達人にもなっています。
残念なことにケガを避ける達人マインドに依存しすぎてしまい、ケガへの準備不足で、ちょっとしたことで大けがになってしまう事もあります。

これら2つの代謝はコルセットとはあまり関係ないです。

最後の適応のための代謝です。

これが鈍っているのが問題です。

これまた、歳を重ね経験を積み、世の中が自分に合うように適応させるという技を身に付けてしまっているがために、自分を他のものに合わせるのが苦手になっています。

コルセットをするということは、背筋(せすじ)をまっすぐ伸ばさなければならないという新しい環境です。
しかもそのためには背筋(はいきん)を使うことになります。
脊椎をバランスよく椎間板の上に乗せ前後左右に荷重が振られないように、背筋(はいきん)で制御しないといけないです。

コルセットならではのものなので、コルセット未経験の人にとっては新しい体験となります。

この代謝が落ちているせいで、適応できる範囲まで変化を緩やかにしてあげないといけないです。

でな・・・😒

人生経験というと社会的なものを思い浮かべがちですが、肉体的なものもあります。

要領を掴むまでは時間がかかりますが、ひとたびやり方が分かると、過去の経験を駆使して適応しちゃうものです。

そして一気に・・・
とならないのが、恐ろしいところです。

なんせ、初めての経験です。
似たような過去の体験が必ずし上手く使えるとは限らないです。

それなので、上手く行ったと思って調子に乗ると痛いしっぺ返しに遭います。
ここはちょっと楽すぎなんじゃないかくらいじっくりと進めていくのがポイントです。


何だ、じゃあ、高齢者にコルセットって難しいじゃんってそうじゃないですね。

先に子供世代が経験しておくことで、いい感じの締め具合とか分かっているはずです。

一子相伝の逆で一親相伝で親孝行としてプレゼントしてあげるっていう作戦もありですね。

そして、二十歳になったらコルセットという新しい伝統が成立すれば世界中のウエストがくびれまくることになるでしょう🤣

おしまい
 


 

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おすすめコルセット!!