チュニック、ぺブラム、ガウチョ・・・。
このところのトレンドはどちらかといえばテロンとしたラインに一か所だけ絞り込むなんちゃってボディコンって感じでした。
別名「体型カバーコーデ」
まあいいんですけど・・・。
体型をうまく隠せているつもりで案外逆に太って見えている人って多かった気がします。
ところで
今年の流行なんて感じで、色や素材や形が変化しますが、自然の成り行きのもの、誰か仕掛け人がいるもの、それから物珍しさの三つの要素がある気がします。
自然の成り行き系はオルタナティブなものです。
オルタナティブって何かというと「周期」ですね。
昔流行ったものが名前を変えて復活するってものです。
例えば昔流行ったワンレンは今ではアップとか、もっと昔に流行った花柄はボタニカルなんて感じで一定の周期で復活するものです。
これって周期なのでパターン化しています。
仕掛け人のいるものは、特定のブランドやデザイナー、あるいは有名人が意図的あるいは偶発的にに流行らせるものです。
古い話ですが、安室奈美恵ちゃんの真似をしたアムラーあたりが典型的なものですね。
そして最後の物珍しさです
これね~
面白いですよ。
ファッションとは全然関係ないジャンルのむさ苦しいおじさんたちが作り上げちやうものです。
例えばここ数年ライダースジャケットが流行ってました。
今年はライダースジャケットは流行遅れでダサいそうですけど・・・。
別におっさんたちが青春時代を懐かしんで流行らせたわけではないです
1980年代後半、バブル絶頂期もライダースジャケットはめっちゃ流行っていました。
最近のライダース率はその当時よりもめちゃくちゃ高いと思います。
何故かというと・・・
1980年代はライダースジャケットは1着2万円はしました。
それが最近は、ZARAだと8000円くらいでしょうか
普通のお店でセールとか海外通販も駆使すれば運が良いと3000円未満で買えます
でも素材が違います。
1980年代は牛革やラムスキンでしたが、今はもっぱらポリウレタンのフェイクレザーです。
英語名はFaux Leatherです。
なんてことはないです。
ポリウレタンのフェイクレザーを品質を保ちながら大量に作れるように設備が整ったのも原因しているでしょう。
そんな素材を研究している人は化学オタクのおじさんかもしれないです
2種類の生地を組み合わせて1枚の生地に仕上げる貼り付け加工とか、新型の編み機や織機、今まで作ることのできなかった色とか、染色方法とか、生地の裁断方法や縫製方法とか、技術革新のお陰で流行るものもあります。
)プロクビレイター(のAbooです。
世界中のウエストを くびれ させることが野望のプロのクビレイターです。
クビレイトに欠かせないものといえばコルセット
コルセットで肋骨を締め上げることでアンダーバストからヒップにかけて整形級のボディラインを作っちゃおうっていう痩身術です。
世間ではコルセットダイエットなんて呼ばれています。
コルセットが一番広まったのは、中世ではなくて20世紀に入ってから、第一次世界大戦の直前です。
日本では明治末期から大正時代です。
コルセットって金属部品を多用するし、何枚もの生地を重ねるし、ほぼ直線に裁断できるところはないし・・・。
産業革命がなかったら1着で家宝になるほど手間暇かかるものだったはずです。
それが産業革命で一変します。
工場の品質や工員の練度も安定したのが20世紀初頭だったのでしょう。
そこに細いウエストというファッションの周期と相まって20世紀頭に大流行したんですね。
でな
ELLEによると2020年春夏のトレンドはウエストコート、ショーツ&ブルマ、ホワイトスーツ、バギーパンツ、黄色。
そして
コルセット
だそうです。
ちなみに
海外の通販サイトを覗くと、ホワイトスーツ以外はたくさん並んでいます。
コルセットはインナーや小物のジャンルからトップスに格上げになったところもあるようです
で
コルセットですけど合わせやすいものとそうでないものがやっぱりあります。
2020年春夏トレンドとのコーデはどうかといえば
ウエストコート
これは文句なしに合わせやすいですね。
コートの下からコルセットチラ見せでOKでしょう。
コートのライナーがうまくコルセットのラインを活かしてくれるようなものならなおいいですね。
ショーツ&ブルマ
ショーツはデザインにもよりますがショーツの下にインしたときにコルセットのラインが響かなければかなりいい感じです。
一方ブルマの方はというと・・・
そうですね~
ちょっと難しいかな~
ホワイトスーツ
スーツに合わせて白いコルセットでしょうか
でも黒のコルセットでもよさそうです。
まあアンサンブルで考えたらそもそもスーツベストはコルセットの派生形ですから、見せ方次第でどうにでもなりますね。
ベストの背中にある謎の紐はそもそもコルセットの編み上げの名残ですからジャケットを脱ぐと思い切り編み上げが見えてもいいのかなって気がします。
バギーパンツ
コルセットをしていることを隠したいときに股上にコルセットが響かないから、大いにありですね。
ガウチョとかみたいなデザインだとウエストが不自然に絞られてしまうものもありましたが、バギーパンツなら問題ないです。
黄色
黄色は黄色でも2020年はメローイエローです。
黒のコルセットをトップスに使ってしまうと蜂みたくなって、思い切り警戒色モードで、歩く工事現場のサインみたくなってしまいますね
でも黄色は膨張色で太って見えやすいので、コルセットでしっかりくびれを出しておけばOKかなって気もします。
そういえば、2020年春夏のコルセットで流行りそうなのは、コルセットの中でもどちらかといえば古い時代のコルセットであるボディスだそうです。
ボディスは肩部分にストラップがあるので、アンダーバストコルセットのときは、丈の短いキャミと合わせると雰囲気出そうです。
えっ
丈の短いキャミってビスチェじゃないのって
あのな・・・
アンダーバストコルセット+ビスチェってボディスそのものなんですよね。
なのでここでビスチェって言葉使うと訳分からなくなっちゃうんで敢えて丈の短いキャミと呼んでみました
このまま東京オリンピックのころには再びコルセット大流行なんてならないかな~