こんにちは、学生団体CORS Project です。
本日は6月17日に行いました、ディスカッションの議事録を投稿いたします。
ぜひご覧ください。
最近の世の中
・人種差別というものが最近、再び話題に。
肌の色の違いだけで、人を傷つけるような言動を行うのはおかしい。
・大人が奪ったものがたくさんある。それゆえ、若者に無理を強いている面が多い。
→若者を大切にしなければならない。
Q.なぜ人は差別をするのか。
O1
:とあるハンセン病罹患者の方の話
ハンセン病に対して恐れを持つのは、「慣れていないだけ」
→人々が多元的に接する環境が欠けている。
O2
:メディアや周囲の環境、歴史等の影響を受けて、固定観念が形成されることから。
例)「韓国が嫌い」という友人、彼は韓国人と交流したことがない。
→単なるイメージで判断している。
O3
:差別は感情によるもの。客観性を持てていないことから差別が生まれる。
Q.若者の未来のために、我々には何ができるのか。
O1
:ドイツはナチス・ドイツの事実を事実として受け入れ、それを踏まえて、今を生きている。
結果として、2018年現在、国家予算のプライマリーバランスも2014年から連続黒字である。
(https://president.jp/articles/-/24843 より)
→過去に向き合い、現実を見ることが不可欠。
O2
:自分は、将来障害ゆえに生きづらさを感じている人が減って欲しい、と思っている。
そのために、そのような人々と交流し、共に行動する場を設け、「慣れ」を生み出すことが必要だと感じている。
Q.現実を見るがゆえに、絶望する人がいるかもしれない。そういう人々に何ができるか。
O1
:教育や大人たちがいかにして若者に対応するか。
向き合うのが難しい過去があることは間違いないが、それに向き合い続けたドイツの現状に希望を見出すべき。
O2
:「自分の過ちを自虐することは、自分を傷つける」
自虐にしない工夫も必要。
Q.日本は「ミスを犯した人」に厳しいと感じる。そのような土壌がある限り、自らのミスを「認めよう」とする人は少ないままではないだろうか。
O1
:過ちを犯した人を「叩いて満足」という体質は変えるべき。
過ちを叩いて、それに対処することも大事だが、いかに同じ過ちを繰り返させないか、工夫することも大事。
O2
:メディア等が過ちの取り上げ方を考えることも必要。
過去を否定すると、今の全てを否定することになる。
扱い方を考えなくてはならない。
最後に
・過去とは現実である。いかに我々が歴史に触れて、伝承していくかが大事。
・文化や日常は過去が前提にあって成立している。
・「失敗できる環境」は必要だと感じた。
・世界的に見ても珍しい日本の「上下関係」はうまく使えそうだと思った。
以上です。ご覧いただき、ありがとうございました。