こんにちは。学生団体 CORS Projectです。この度、第11回ディスカッションを行いました。議事録をご覧ください。

 

「弱い立場」に置かれている方々への配慮(前半)

・立場と年代の弱い人々が窮地に立たされている。

・各種大会の中止決定には、若者の声が反映されていないのでは?
 =トップダウンの発表にとどまっている。

・各学生団体が意見を述べたり、行動を起こしたりしても、それが無視されている。
  :若者の軽視
   →若者が無力感を感じる
   →若者が意見を述べなくなる
  という結果をもたらしかねない。これは彼らの一生を左右する可能性もある。

・学生の諸大会が開催できない理由として、「学業への影響」があげられているが、何も全学生が学業にだけ精を出しているわけではない。
 このような判断基準では、学生のアイデンティティの欠如にもつながるのでは。

・(上記について)一人のアイデンティティの喪失は、ある一つの価値観に触れる機会が失われる、ということだ。
 自分のものとは違う価値観に触れることで、生じるものが、自己形成にも役たつのに、それが失われてはいけない。

・各種大会でが生み出し得る、様々なストーリー、そこから生まれる感動、その機会が失われると、その分、心の動きが減り、心の豊かさが減る。

・このような「形にならない」部分に対するケアが足りていないのではないか。
 つまり、あらゆる側面への「補填」が圧倒的に足りないと感じる。

・一つの目標達成のために、死ぬ気で頑張ってきた人が、たった一つの決定で、何もできなくなったり、先が見えなくなったりしてしまう。

・「若者が声を上げてみれば良いじゃないか」という意見もあるが、声が届いていない現状を見て、声をあげる者が、果たしているだろうか。

・入学式が中止になった学校もある。しかし、そこに代替案がない。
 そこに至るまでに、スーツを買い、我が子の成長に胸を打った親御さんたちもいたことだろう。
 そのような「ストーリー」に無頓着すぎはしないだろうか。

・発表の仕方が悪いだけかもしれない。発表に至るまでの詳しい経緯や、採用されなかった意見等も含めて発表すれば、透明性も保たれ、良いのではないだろうか。
例)「〇〇に関しても考慮致しましたが、〜〜〜」
   →この発表がケア(補填)にもつながるのではないか。

・(上記に対して)誠実さが欠けているのではないか、と思う。

・ドイツのメルケル首相は、簡単な言葉を用いながらも、論理的に各種発表をしているので、説得力がある。
そして彼女は「弱さを見せる」ことができている。

・台湾の大臣は、記者の質問には全て答える。

・上記のような真のリーダーが、是非とも次世代のリーダーたちのモデルになってほしい。

・発表は「やってます」アピールではなく、「なぜやっているか」を示すこと、そして、寄り添う姿勢を示すことが大事。
 真に寄り添うためには、自らの「弱さ」を見せることも必要。

・唯一評価できる点は、「良い反面教師になる」という点だ。

・いかなる事柄も、「納得できないまま受け入れること」は難しい。

・相互的な雰囲気構築が重要だ。「皆さんの意見をください」のように、発表する側も、それを受ける側も両者が納得しなければ、良い決定とは言えないのではないか。

・人と人の関係性がある以上、Give &Take は必要である。

 

②に続く。