こんにちは。学生団体CORS Projectです。

 

 今週のブログ担当は私、吉田です。

 

 私が担当の週は三週間に一回やってきます。

 そこで、私は連載企画『許してモラトリアム』(通称ユルモラ)と称して、自分の思うことを矛盾まみれで書き連ねていこうと思います。

 お許しください。

 

 あと、みなさんからのコメントお持ちしています。なんでもいいので、反応してくださると、嬉しいです。

 

 

 第一回のテーマは、タイトルにもある通り、「自分の言葉」です。

 

 質問です。みなさん最近、自分の言葉で表現してますか?

 

 え?してます!?

 

 いや嘘つけ、絶対してない。

 

 

 美味しい食べ物を食べて「やばい」

 

 綺麗な景色を見て「やばい」

 

 困り果てて「やばい」、嬉しすぎて「やばい」、「やばい」「やばい」。。。

 

 この「やばい」と言う言葉、便利すぎて、みなさん至る所で使ってます。

 もしやばいに著作権があったら、有権者は印税で国家を持てるんじゃないか、というくらい。

 

 

 少し話は変わって1年前のある日、私は友人と焼き鳥屋で話をしました。

 

 友人は、言葉で表すのは難しいですが、まあ頭が冴える、「やばい」人。

 

 そんな彼と「やばい」話をして、私はまあ「やばい」くらい感動したわけです。

 

 そんな彼と焼鳥屋を出て、最寄り駅までの道を歩いている最中、私は彼に話に付き合ってもらった感謝を伝えようとしました。

 

 「〇〇さん、ありがとうございました!今日の話、『やば』かったです!」

 

 と言いかけたその時、私はふと思ったのです。

 

 「ん?『やばい』ってなんだ?なんか曖昧すぎるな。そんでもって、大変貴重な話をしてくれたのに、『やばい』とか言う、やっすい、使い古された、浅い(全て個人の感想です)表現でまとめてしまうのは、大変失礼なのでは…?」

 

 私は友人に正直に伝えました。

 

「〇〇さん、今日はありがとうございました!ちょっと言葉では言い表せないくらい貴重でした!また話しましょう!」

 

 人によっては「『ヤバイ』よりも、もっと曖昧な表現になってるやんけ」と思うかもしれません。

 

 でも、私は自分の言葉で想いを伝えられたことを嬉しく思い、いまだにその経験を覚えています。

 

 時は経ち、私は相変わらず、自分の言葉で自分の想いを伝える努力をしています。

 

 しかし、自分の言葉を紡ぐのは大変。

 私は頭の回転が遅いのに、自分の言葉で話そうとするから、時間はかかるわ、わかりにくいわ、相手に伝わらないわ、で問題だらけです。

 

 でも、やめません。自分の言葉は自分にしか生み出せないはずだし、それを生み出す過程が楽しいから。

 

 なにより、「オリジナルがオリジナルのまま生きられると、世界はもっと楽しく回る」という、私なりの哲学があるからです。

 

 明日も明日とて、ふわふわと言葉を話して、生きていきましょう。

 

 以上です。では。

 

(アーティスト)