こんにちは、学生団体CORS Project です。本日は第6回ディスカッションを開催いたしました。

以下は議事録です。ご覧ください。

 

議題:「カミングアウトを我々はどう受け止めるべきか」

 

ある参加者

:自らの病気の体験をカミングアウトした際、その場にいた人々に黙り込まれる、という体験。

 →カミングアウトせず、そのことを隠しておけばよかったのか?と思ってしまうような反応をされた。

  その後も、自分はどうすればよかったのかを考え続けた。

 

別の参加者

:とあるカミングアウトをした際、友人が黙り込んでしまうという、似たような体験をした。

 →しかし、他の友人がフォローし、会話を続けてくれた。

 

上記のことを受けて

・カミングアウトを受けた後の「黙りこみ」の反応には、大きく分けて二つの意味合いがあると思う。

 ・「そんなこと言うなよ」と言う、カミングアウトに対して否定的な意味合い。

 ・カミングアウトしてことを受け止めようとする意味合い。

 

・カミングアウトを受けた際の反応としては、黙り込むことはせず、興味と関心を持って接するのが良いのではないか。

 黙り込んで思索を巡らすことは大事だが、上記のようなことをカミングアウトした人間に感じさせることがあるので、

 思索を巡らすことは1人でやるべきだ。

 

↑このような捉え方の人は確実にいる。

 しかし、日本全体で見ると、そのような人は少ないのではないか。

 

 ・ある友人にカミングアウトをした際に、「そういう話をしないでくれ」と言われた。

  それからカミングアウトというものをし辛くなってしまった。

 ・他方、鬱状態になり、「死にたい」と口に出すようになった友達に、自分が死に瀕した体験をカミングアウトした際には、カミングアウトが命の大切さを理解させる上で力を持った。

 →本当に追い込まれている人にはカミングアウトが力を発揮する。

 

しかし、カミングアウトが事態を好転させることばかりではない。

 

他の事例

・悩んでいる人間に自分の過去をカミングアウトした際、悩んでいる当人には「助かった」と感謝されたが、周りにいた他の友人が嫌な思いをしてしまった。

→カミングアウトはどこまでして良いものかが分からなくなってしまい、深く悩んだ。

 

上記の事柄を受けて

・それは誰が悪いわけではない。一人一人が向き合うことが大事。

・カミングアウトをすることで、誰かの辛い経験を掘り起こしてしまう可能性は大いにある。

 しかし、そこからいろいろなことを考えるきっかけにもなるのではないだろうか。

 

②に続く