私が怯えていた(いる)事 | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

♪よこしま☆ちゃんの日常♪

~ ゆるゆる生きる ~

”イエール大学ローリーサントス博士ご本人からメールをいただけました!”

 

人様の人生に多大な影響を与えることが本当に回避したかったことなのです。

 

はっきり書いてしまえば盲目的に、は特にです。

 

博士課程の学生だったころ、たくさんの論文をしこたま読むのですが(自分の専攻のものや業界で先行しているものなどたくさん)、

そこにある概念というかアプローチというか、研究していることそのものに対して、尊敬の念を抱くことは当たりまえにありました。

 

で、会議や、何かの集いで、著者さんにリアルで会ったりしたら、「拝読しました!!!〇〇ってところが本当に素晴らしいと思いました!!!勉強させていただいています!!!」って。

 

会議というのは、学術会議。 会議には査読付きといって、応募した中から審査に通らないと発表できないし、論文誌に掲載されないし、その会議に参加して発表して初めて業績になるという仕組みです。(どのジャンルも同じだと思います)

 

で、最初は、憧れの方と遭遇してはご紹介していただいたりして、はたまた発表スケジュールを確認しては座長の先生にご挨拶に行ったり、コメントをいただいたりして(たまに表彰されました…嘘のような本当の話)、、、

 

そのうち、逆の立場になりました。実は想像していなかったのです。そうですよね、こちらからばかり矢印を向ける日々が永続することはないですよね。でも想像できていなかったのです。。。

 

『初めまして、論文拝読しました。▽▽大学、○○研究室のD1(博士課程一回生のこと)の□□と言います。です。どうぞよろしくお願いします。』って言われました。

 

私はいつだって自信がないので、「あ、は、はい。どうも。つたない論文を読んでいただいて恐縮です。。。」と答えるのが精一杯でした。同時に怖くなったのです。

 

『知らないどこかの誰かが私の論文を知らないうちに精査するように熟読している。。。』

 

怖かったんです。審査員の先生に審査されるのは仕方ないことだと思っています。でも反対はどうも受け容れられない…そんな自分想像できない。。。

 

そのうち、学会の審査員になって、投稿された論文に評価をつけて、その評価で掲載されたり発表していい論文が決まってしまう一人になる(一論文につき、3~4人の査読委員が付きます)

 

それでも、それでも、恐かった。

 

自分の価値観や向上心などなどが、人を評価できる水準を保持し続けていられるだろうか、って自信がなかったのです。。。。

 

それ以来博士を目指すのが怖くなったのです。

 

リブログの内容を見て、ほにゃらら博士は一日何百通ってメールくるから返信を期待しないでください。というのも理解できます。コミュニティではそうでしたから、スパムだって相当な量です。中にはどうやって入ったのか、MLにロレックスの宣伝のメールや、私は女性だと名前からは判別していないのか、工学系に女性はいないと決めつけているのか、しらないお姉ちゃんからのお誘いメールとかもありました。

 

あ、脱線💦💦💦 それでも、リブログの主さんのように、ちょっとした返事が、本当に有難がられる事実には、どうしても、成れそうに(慣れそうに)なかったのです。。。

 

私はいつまでも学んで、それでも知らないことがあって、それは解っていても、なんというか、幼い頃に、「~も知らないのぉ???」っていっぱい言われたからか、不全感がどうしてもぬぐえなくて、誰かの先生とか、先輩とか、あるいは医者とか、看護師とか、なんというか、、、、影響を与えることが本当に怖かったのです。

 

「~も知らないのぉ???」という人はほぼ皆さん、そのジャンルを盲目的に信じていらっしゃいました。その分期待も、成人君主に思うくらい大きくて頑強だと思いました。ということは、私が博士号をとって、どこかの教員になったら、手のひら返して、態度が変わって、私を知らない誰かに、私のことを、「よこしまちゃん先生知らないの???」って言うことは想像にかたくないことです。

 

そういった世間を見るのが本当に嫌だったのだとも思います。。。。

 

確かに業界では凄い人たちだとは思います。。。周りにひとりとして博士がいなかった環境でしたから、それを思うと、周りに博士しかいない環境で、互いに名前と顔が一致する、つまり一方的に私だけが知っているのではない環境は信じられないことでしょう。でも、その業界で、いちいち凄い凄いって言わないし、自分の業績は就職先や予算の申請先とかに対して、一生懸命書きますが、それ以外は、触れないからです。

粛々と仕事(研究)をするだけなのです。

 

けれど、一般的には、それを背景効果として使う人が多いのも知っています。でも、実際目の前でそれをされたり、手のひらひっくり返されたら、本当にショックをうけてしまって、寝込みます。。。。

 

そんなことがいっぱいいっぱい重なって、心労がひどくて、また仕事量が信じられない量(二週間完全徹夜なんて当たりまえ)で、周りがOBもつれて、みなで「お願いだから附属病院(背景事情が分かっているから)行ってほしい!!!」ってなって、課程修了認定となったのでした。。。

 

勝手に期待して、勝手に非難する人が増える。。。。怖くて怖くてたまらなくないですか?????

 

そういう意味で、ひっそり生きていきたいのです。。。もう、あんなに恐い目に遭うのはたくさんです。。。。だから、現行の博士さんや大臣さんや、なんというか期待される人、色んな意味で凄いと思います。。。。

 

と国会中継録画を視聴しながら書いています。。。この質疑応答もなんというか、もっと建設的な質疑応答に変わる日が来ないのでしょうかね。。。本当に今質問しないといけないこと、回答しないといけないこと、それなのでしょうか???って思います。。。

 

悶々。。。。失礼しました。。。。