素敵なものが落ちていたので、拾いましたwww
https://www.math.kyoto-u.ac.jp/alumni/bulletinr/shigekawa.pdf
私は数学物理学科に進学したのですけれど、受験科目は実は化学が突出して出来ていました。
でも、4年というと、おおよそ記憶のしっかりしている中学、高校と比較すると、一年も長くて専門化することを思うと、
たとえ辛くても喰らいついていく科目は何だろう?という目線が必要だと思いました。
私は出来は悪かったけど、数学は好きでした。
記号で現象を表現する・・・それは物理も化学も同じなのですけれど(地学もいれておかなきゃ汗)、
加えて数学は実在しないものについても表現する事をよしとする創造の世界でもあったからです。
(もちろん数学的に成立していなくてはなりませんが)
見えない規則性がある。実証するのに実験では不可能。ただ論理という知的創造で地道に考える作業。
哲学的でもありました。だから惹かれたのだと思います。
この点においては好きこそものの上手なれ。。。は私には該当しませんでしたけれど、
正解だったと思います。
この書物pdfの中の数学に関係あるようなないような文として、次のようなものがあったりします(引用しました)。
たとえば、ページ番号62の9行目の終わりに、
~したがって先ほどのスケールは分散を 1 に正規化するようなものだった訳です.
揺らぎを見るには,分散を基準に見る,というのが基本的な考え方です.
これは覚えておいて損はない.尤も世の中のことを損得でだけ忖度するのは,いささか心の貧しさを感じてしまいますが.
それはおくとして,ブラウン運動は空間的には・・・~
という部分があります。青字の部分に大変共感しました。よくぞ言ってくれました!みたいな印象です。
(ラフな文書で軽くディスる手法www)
この文書は随分と前に書かれたものですが、その時に今をわかっていらしたかのように『忖度する』を書かれているのですね。
心の貧しさ、と評されています。
昨今なんでも、お金になってきました。
古き佳きもの、が、解らなくなってきました。
私も毎日混乱しています。苦しいです。
もうだめだ!病院にいこう・・・でもどうせ新しいお薬を処方されるだけか、休息と言われてしまう・・・
・・・そんな時に、損得で忖度しないものを探しました・・・
私、できなくても、数学が好き。
最近は動画サイトで裏ワザのようなチャンネルも多くあります。
昔はインターネットがありませんでしたから、普及もしませんでしたから、
地道にコツコツとした解法を身に着けたと思います。
このpdf、湯川秀樹先生の論文を拝読した時にも共通して思ったのですが、
とても親切で美しいです。
初めて見るグラフや記号などでは、必ず解説がついています。
つまり根拠の説明なしにいきなり出さない。
読者がついていけないことはできうる限り回避されている。
そうして数式も解説されていて、どのような見方をしたから、このような数式になる、ということも、
数式や記号よりもはるかに多く、日本語で解説されています。
大学に入って古典数学を学んだ時に思ったのは、
『解く、というより、ひたすら説明をするのだなあ・・・』です。
日本語のほうが多いからです。
やがて京都大学の理科系の受験科目に国語が必須であることを知ります。
まだ不思議なだけでした。(もしかして?とは学部の専門課程を終えるころにおぼろげには思いましたが受験の歳には解りませんでした。)
そうして実際に大人になって編入学して目の当たりにします。
国内の学術会議の先生がたとお話しさせていただく度に、一同におっしゃいました。
『国語ができないと数学はできない』と。
ですから、ただただ、冗長なのではありません。
説明不足をできうる限りなくしているのです。
説明しないよりは重複しているほうが読み手に親切です。
理解に至れますから。
解った時の充実感。
解った時の満足感。
心も頭脳も潤う。
ちょっとよい出会いをしました。
他にも数冊あるので、並行して読みながら、ノートに控えながら、なんとカラーリングしちゃってますwww
あ、ピグライフもやってます。
(老眼進んだので、もしかしたらペーパーブックより電子書籍のほうが自由(動的)に拡大できて良いかも♪
そういえば昔、ホーキング博士のフォローをPCがやっていて、肉体の補助機械の役割を研究したかったんだ、っけ。
自分がそうなっても気づかなかったよwww
人に尽くすことなら思いつくのに、自分の事となるとさーっぱり解りませんwww
アホだなあ・・・私www)