私の中の学術情報と、臨床(現実)との間に、かなりのズレ(私はこの現象を”齟齬”あるいは”乖離”あるいは”離散”と呼んでいます)が生じてきたようです。幸いなことに、医学部付属病院図書館のような仰々しいところに行かなくても、もよりの本屋さん、薬学研究科最寄りの生協食堂内の売店に、
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こころの科学 182 特別企画:依存と嗜癖
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臨床心理学増刊第8号―やさしいみんなのアディクション
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というような、専門家でない人でも読める、シリーズが当たり前のように置いてあります。当然、文房具も置いてあります。生協食堂なので、食事をとっても、喫茶を利用しても安価です。大学関係者のみならず、近隣住民ならどなたでも生協に入れます。←これ結構ご存じない人多いのです。一般向け講座が山ほどあり、予約なしのものもありますので、ガンガン参加自由です。その道の専門家の声をじかに聴くことができる貴重な機会が、なんと無償なのです。教育とは本来そのようなものだと私は捉えています。身を粉にして働いたお金をたくさんはたいて無知になるより、そのお金を大切にしていただきながらかつ深層を洞察する力を教授頂ける環境がすぐそこにあることに感謝して行きたいです。

