まあ、どちらでもいいんですけれど(笑)
ポップスではG♭と表記もするし読みもする。
今日、マエストロが、「男声四部のこの小節大切ー!この、ゲー・モルの響きの感覚覚えてしもてください!」と言ったときに、
はっ!!って思いました。
「やっぱりクラシックなんだ・・・G♭とは言わないんだ・・・」って。
ピアニストに音を求めるときも、
「C#ちょうだい!」じゃなくて「Cis(チス)くれる?」だし、
「E♭ちょうだい!」じゃなくて「Es(エス)くれる?」と言います。
色々違うな~、って。 ポップス上がりの私には初めての事ばかり。
C7(#9)とC7(♭9)とかってどういうんだろ・・・?
それぞれの音を八部混声でそれぞれ歌っても、小節のなかでも半分以下、もしかしたら一音にのみの和声なので、いちいち表現しないのかな・・・
そうしてなにより、今日はメンデルスゾーンのある曲で、ポップスでいうと転調しまくりの旋律の連続だから、それぞれ導音が変わるのですが、
その「導音全て実際の音より上に取って!その方がこの旋律は映えるから!」の指示。
ひえー・・・ピアノという鍵盤楽器は当たり前ですがあらかじめ調律されていて固定です。演奏中にある音の弦の長さを変えたり戻したりしません。(どの楽器もそうなのかな???演奏中に調弦する楽器あるのかな???)、
というわけで、ピアノの音は頼りにはなりません。でもヒントにはなります。そのヒントをもらって、頭の中で声でルート(Ⅰ度=八度)と導音(七度)の間の音を探して、発声にもっていかねばなりません。
3番コラールはpianoだけど響きは深く、何個目のフェルマータのあとはなんとなく伸ばすけれどブレスはしない。そのあとのフェルマータは歌詞の段落だから、ブレスはします。次の有声子音の立ち上がり注意などなど・・・
5番コラールのmfの部分は、軽さも出して、歌詞はリエゾンするところとしないところ、口語の語尾処理で歌うところ、文語の語尾処理で歌うところ、伸ばす長さはインテンポなのか、外に出すのか、それによって声の膨らまし方が違うし、時間のかけ方も違う、など、本当にめちゃくちゃ細かい指示。(そうして本番前にまた変わる…苦笑)
そう考えると、ポップスってデジタルで、定型な気がして来た。リズムも曲中で、AメロとBメロでは違う、ということはあっても、小節の中で変化しまくる、ということはあまり・・・というか殆ど無いように思います。
ところがクラシック、揺れる揺れる(笑)
それも含めて、アーティキュレーションって言うんだもんな~・・・
ま、個人的には、頑張ったかな。なんせ右の背面側の横隔膜痛いもん(苦笑)
私は色々と左利きなんだけど、横隔膜は右利きなんでしょうかね(笑)←こんなこと言う人たぶんいない(笑)
ま、そんなこんなな、練習でした。
お盆の練習会場変更のお知らせがあって、知らないところにいくので、なんだかドキドキです☆
それでは、また~♪