「私、失敗しないので」は本当? | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

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~ ゆるゆる生きる ~

素敵なコラムがあったので紹介します。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170414-OYTET50017/

 

この内容で私が感銘を受けたのは、『バックアップの機能や体制が(耐性でもよいと思います)が整っている事の方が大切』という意味の事を分かり易く述べておられる点です。

 

私は理科系だと言うと『極端な人』『0か1で物事を考える人』など思われる事が多いです。確かにコンピュータを扱っている以上、その仕組みやどうやって起動しているかは熟知しているので、ビットが0と1で組み合わさっているという素から考えると0か1で物事が動く事を専門とはしています。

 

ゲーム機でたとえましょう。私が大好きなドラゴンクエストは任天堂のファミリーコンピュータを機体とするゲームソフトウェアとして世に誕生しました。この時、ファミリーコンピュータは8ビット機です。つまり0か1(2通りの値をとる)が8列並んでいて一度に処理が出来る、という事、2^8( ^ はべき乗を表現します。つまり、この場合は2の8乗、という事になります。)2の8乗は10進数ではどの程度の数値になるのでしょう?2×2×2×2×2×2×2×2です。256ですよね。そう、つまり一度に0~256迄の値を獲る事が出来ます。256通り。たかだか8ビット機でもこれ。

 

あれから何年経ったでしょう???

 

スマホだとiPhone7が主流だと思いますが、

  • 64ビットアーキテクチャ搭載A10 Fusionチップ
  • 組み込み型M10モーションコプロセッサ
とあります。2^64です。
 
・8bit=2の8剰=256(Byte)
・16bit=2の16剰=65,536(Byte)=64KB=約6万5千バイト
・32bit=2の32剰=4,294,967,296(Byte)=4GB=約43億バイト
・64bit=2の64剰=18,446,744,073,709,551,615(Byte)=16EB(エクサバイト)=約172億GB
           = 1,844京6,744兆737億955万 1,615バイト
(単位)
英語では3ケタ増えるごとに、キロ(K)→メガ(M)→ギガ(G)→テラ(T)→ペタ(P)→エクサ(E)
 
です。これ、たかだかチップの中のCPUが一度に処理するデータ量だけの話です。これに通信速度やアプリケーションの話などなど色々あって、通信にもWiFi,bluetoothなどありますし、PCでいうと以前はOSIだったのが今はTCP/IP。
 
だからスマホはおそらく今、動画や静止画で遊ぶ人が多いと思うので、画像処理(GPUというのもあります)に特化した開発をしているでしょうし、PCでもゲームに強いPCの構築、音楽でも音源に強いPC、事務処理なら辞書処理に強いPC、そうして、学術計算ならスーパーコンピュータやPCクラスタ(PCを本当に沢山の網目状に並列組み合わせしているも)があります。
 
これらを使って、『今、社会にどんな問題があって、何がどうされると、今不都合で苦しんでいる方に少しでもご尽力できるか???』という研究をしていたので、
 
1ビット=0か1 だから、理科系はデジタルで、二通りの回答候補しか持たない、なんてとんでもない勘違いは本当は苦し過ぎます。
文系でも、思慮が浅いく、慌てんぼうな、勘違い思いこみが激しい人の方が、多くても二通りの候補が揃った段階で決断している場合が殆どに見受けられます。
 
よしもと新喜劇でいうと、池乃めだか師匠が酔っぱらった役をして、自分が泥酔しているのに、『お前、なに、ふらふらしとんねん!!』と言っているもんです(爆)
 
このコラムは小児外科の鼠頚ヘルニアに特化して説明しているだけでもこれだけの大変な情報量があって、その中で、医療は神の領域では無いから、完全ではなく、個体差やその状態によって、合併症が出た時、どういうバックアップが考えられるかの柔軟性と豊富な経験、知識量、患者さんへの言葉がけに、どれだけ神経を恒常的に払い続けておられるかを、書かれています。
 
難易度の高い大学に合格するということは、この予備的な資質を多少は持っているであろう、ということで、専門をその大学で本格的に修業していくので、学生のスタートラインに立てた、というだけです。
 
国家試験に通っても、研修医だから、失敗するというか合併症が運悪く起こってしまう程の手術経験が無い、と言う事。それでも、遊びたい、暇無人がうらやましい、など言っていますか???
 
『こんな自分じゃまだまだ人助けの補助すら至らない』と常に初心に還る真摯な姿勢で患者様からも学んでいらっしゃいますよ。
 
少なくとも患者さんやそのご家族への対応、大学への気遣い、など、国際学術界のつきあいなど、で、疲弊していて、しんどくなられているお医者さんが、それだけ訓練していても、いや、それだけ訓練していらっしゃるからこそ(命に直結する重責がおありですから:家族でさえ医療従事者でないと命に直接的には関わらないでしょう?)時に、というか、たま~に、いち患者からすると、大変そうに映る事があるでしょう。
 
待合で入れ替わり立ち替わり入っていく患者さんとそのご家族さんの入る前と出た後、そうして、待合での状態、事務とのコミュニケーションを観察していると、『辛い状態の患者さんばかりで、しかもご家族様は狼狽してしまっていて、冷静じゃ無く、相手の立場になることも出来ず、医療の勉強もせず、その病院ではどうするのかも知ろうとせず、ただただ、パニック状態(障害じゃなくてですよ?)のままでいる人の方が多いんだなあ』って分かります。
 
お医者さんや医療関係者さんは、それでも何度も繰り返し根気よく丁寧に低姿勢に、普段使わない、専門用語でない一般の人が使う、時間のとってもかかる語彙を並べて説明されます。
 
本当に大変なお仕事だなあ、って、思います。
 
だから、ドラマ、という架空の御話を創られる人も、もう少しだけ、ちゃんと取材して、現実から嘘のようにかけ離れた演出はどうか、と思ったりします。
 
今、この分量が今の私のそこそこ精一杯のようです。早朝から息子がパニックを起こしてしまったので(不測の事態&不快な事態が起こったのでフォロー大変でした・・・)、こうしてちょっと知的かつ専門的かつ、それを汎化して専門外の人でも読める医療系や理系のコラムは、私を落ち着かせてくれるので、有難いです。
 
クラシックもそうです。バッハもただ知っている、とか、有名な曲とか、ウィキペディアに載っている事だけじゃなく、どういう特徴があって、創られた時代や彼の背景によっては、同じスコアでもどう演奏するのが、創造的なのか、熟考しながらも、それを音楽的に実現できるよう一年間真剣に練習出来る事が、私には必要なのだと、これで良かったのだと、思いました。
 
マエストロによると、プロは、リハをちょっとやったら歌えるから、その能力は素晴らしいけれど、時間をかけていない分、終わったら御自身の特別の成果や評価に特化していない記憶については、ほぼ覚えていないのだそうです。だからこそ、マタイ受難曲のような大曲は自分が異教徒であると思い知らされながらも、だからこそ背景を学んで、じっくり深い所まで曲を通してバッハの創造を身体に入れるという意味で、アマチュアに向いている曲だ、と、仰いました。なるほど、というカンジです。
 
というわけで、私は短気でプライドが超高い、アマチュアに真摯でないプロは嫌いです!学びが厳しいのはいいんです。でも、やっぱりこのコラムのように、『何をもって厳しいとするか』ってあると思うんです。ただ、誇示の一貫としての、プライドや短気や、厳しさは、私は、プロというには、それどうなのよ???って思うのです。
何歳になっても、プロは真摯で『まだまだ知らない事が多いんだなあ』って学ぶ姿勢を忘れませんよ。

そうしてない、色んなジャンルのプロは、生理的に大嫌いです(爆)
ちょっと見ただけじゃ解らないから結構観察するんですけれど、それでも改善が無かったら、『あ~・・・時間をお与えしたのにな・・・残念な口先だけプロ、といって、人を威嚇する悲しい人だ。』という結論に至ります。 あ~・・・ハッキリ書いちゃった☆(笑)