ボーイアルトのフォーレ・レクイエム | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

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~ ゆるゆる生きる ~

 
 
以下に解説されている通りです。透き通った高声が本当に美しくて。そう、森の中に射す光のような声。大人の女声や男声の高声は力み過ぎるというか、このようには清んでいないという印象です。(私も既に大人ですが)
他のフォーレのレクイエムも聴きましたが、今の処この音源が一番心を癒してくれます。
 
久しぶりに糺の森に出向いてみようかと思いました。体や心の調子が思わしくなくなかなか出られない今ですが。先ずはこの音源の美しい少年合唱の高声に心を洗われたいと思います。
 
 
 
http://www.ne.jp/asahi/zero/wind/sl_saintpierreauxliensdebulle.htmlより)
フォーレのレクイエムは、爆発的なフォルテがないことや,フォーレの考える死や天国に対する清らかなイメージを強調するため,しばしば高音部に児童声を使って歌われています。この曲の海外団体による録音は,今まで英国の聖歌隊のものしか聴いたことがなかったので,アルトはすべてカウンターテナーの受け持ちでした。が,このCDにより,初めてボーイアルトが加わった全曲を聴くことが出来ました。特に,アルトとテノールの交唱が美しい,2. オッフェルトリウム(奉献歌)では,深さと柔ら味のあるボーイアルトの音色を存分に楽しめます。
 この聖歌隊はフランス語圏に所属するので,当然ラテン系の柔らかな音色を持っています。際立った華やかさはありませんが,そよ風のような心地良さで耳をくすぐられます。その声には空気に溶け入るような透明感がありますが,天に突き通るようなタイプのものではなく,たとえるなら,森の奥にたたずむ,深い蒼の湖のような透明度です。そして,高音域に入ったり,ややフォルテがかかると,湖に光が差し込んで,パーっと底までが透けて別世界が照らし出されるかのような変化を見せます。この聖歌隊のレクイエムは,私が今まで聴いた中でも,とりわけテンポをゆっくりとっていて,またオーケストラの伴奏が良く聞こえるのが特徴的です。オーケストラはちょっとうるさすぎるかなとも思いますが,この曲は,合唱に呼応するように流れる伴奏のメロディーの美しさも絶品なので,その素晴らしさを強調しているという点では効果的です。
 以前,合唱はおろかクラシック音楽にもまったく興味のないという知人と一緒に,どういう訳かフォーレのレクイエムの演奏会に出向く機会があったのですが,演奏の直後に知人言わく,「自分のお葬式にはこれをBGMにしたい!」とのこと。他のレクイエムのような,死の暗さや苦しみの表現を抑え,天国での安らぎや至福を強調して書かれているこの曲独特の美しさが,演奏会での退屈を予想していた知人のハートを捉えたようでした。ですから,宗教曲が苦手な方にも特におすすめします。フォーレのレクイエムは、爆発的なフォルテがないことや,フォーレの考える死や天国に対する清らかなイメージを強調するため,しばしば高音部に児童声を使って歌われています。この曲の海外団体による録音は,今まで英国の聖歌隊のものしか聴いたことがなかったので,アルトはすべてカウンターテナーの受け持ちでした。が,このCDにより,初めてボーイアルトが加わった全曲を聴くことが出来ました。特に,アルトとテノールの交唱が美しい,2. オッフェルトリウム(奉献歌)では,深さと柔ら味のあるボーイアルトの音色を存分に楽しめます。
 この聖歌隊はフランス語圏に所属するので,当然ラテン系の柔らかな音色を持っています。際立った華やかさはありませんが,そよ風のような心地良さで耳をくすぐられます。その声には空気に溶け入るような透明感がありますが,天に突き通るようなタイプのものではなく,たとえるなら,森の奥にたたずむ,深い蒼の湖のような透明度です。そして,高音域に入ったり,ややフォルテがかかると,湖に光が差し込んで,パーっと底までが透けて別世界が照らし出されるかのような変化を見せます。この聖歌隊のレクイエムは,私が今まで聴いた中でも,とりわけテンポをゆっくりとっていて,またオーケストラの伴奏が良く聞こえるのが特徴的です。オーケストラはちょっとうるさすぎるかなとも思いますが,この曲は,合唱に呼応するように流れる伴奏のメロディーの美しさも絶品なので,その素晴らしさを強調しているという点では効果的です。
 以前,合唱はおろかクラシック音楽にもまったく興味のないという知人と一緒に,どういう訳かフォーレのレクイエムの演奏会に出向く機会があったのですが,演奏の直後に知人言わく,「自分のお葬式にはこれをBGMにしたい!」とのこと。他のレクイエムのような,死の暗さや苦しみの表現を抑え,天国での安らぎや至福を強調して書かれているこの曲独特の美しさが,演奏会での退屈を予想していた知人のハートを捉えたようでした。ですから,宗教曲が苦手な方にも特におすすめします。