京都大学病院、歯科口腔外科、今日、息子が診察の予定でした。私が一昨年に民間の病院での虫歯の治療の際の冠処置が甘かったのか感染症になってしまい、歯根治療を一年かけて行いました。奥歯の歯根は3本あって、石灰化してしまっている管もあって、そこへのアプローチをとても繊細にしてくれました。担当のS先生はみかけは新喜劇の川畑さんに似ています。(先生は忙しくて御存知ないです。ホッとしました。)声までそっくり。骨格でしょうか。緊張すると体調が悪くなること、聴覚過敏になる事、知らない人は怖い事、座る診察台は横並びの大部屋だと怖い事、色々ごめんなさい、に対応してくださいました。

 

その様子を見ていた息子、S先生は特別自閉症スペクトラム児を専門に勉強された訳ではないでしょうけれど、患者の申し出を詳細にデータとしてお伝えしたら対応してくださいます。特に感覚過敏には理解があります。なぜなら驚いて動いてしまっては危ないからです。(そりゃそうですよね。)

 

で、困った事に間があくと、はじめまして、のようにリセットされちゃうというか・・・「なんだかいきにくい」という情動が増幅してしまい、本当に身体に不具合が生じます。昨日は、「御風呂入れていないから、女の人に臭いって言われたら怖い」と言いだしました。いつもお姉ちゃんが遠慮なく、あるいは口癖でうちは父親がいない分男きょうだいに反応するので、それを彼は受けて来てしまいました。「歯も衛生士さんが100点!ていうくらいにどうしても磨けない」と準備が本人の中で安心できるグレードまで到達しない現実に対して萎縮してしまうのです。

 

小学校の時に、色々揶揄されたPTSDで『何をきっかけに、何をどう酷く言われるか解らない』と不安障害になります。医療機関の方が全て発達障害に対して理解があるわけではありません。ですので、説明しなくてはなりません。『見通しの立つ状況だと安心できます。例えば、今からする処置は何のために必要で、どんな器具を使って、何をして、こんな感覚を受けます。ちょっとずつやるからね。辛かったら休憩してゆっくりするから。』と言って貰ってから処置していただくと(今感じている事は身体に必要な事なんだ)と理解します。この理解が安心に繋がるのです。いえ、この理解できるように説明出来るお医者さんを、徐々に信頼して行きます。途中で自分の都合にアップアップで時短したい医師だとか、めんどくさそうな顔を一瞬でもしたら偏見が身抜けてしまうので、息子は心を一瞬で閉ざします。虐められ、理解されてこなかった人間の今の状態です。

 

それで眠れず、結局、お風呂に入るタイミングも、家族が誰か起きていると入らないので(裸体を見られるのが家族でもNG!小学校の時にプールの着替えの時に皆の前で身体をからかわれた経験がPTSDになってます。)、トイレに起きたりして、ますますタイミング逃して、結局徹夜になって、そうなるとお腹を余計に通しやすい状態になるんです。

 

なので、予約時間に間に合うまでずっと経過を細かく、それでいて遠巻きに観察していましたが、予約変更をしなくてはならなくなりました。口腔外科に連絡して、事情を説明して、なぜ予約センターに直接電話して予約を取りなおさないのか、なぜ直接S先生に次回予約を入れていただきたいのか、事情を説明して、まあ親として私が仲介するわけですが、S先生は本当にお忙しい方なので(しかも大学病院なので口腔骨折の患者さんや、口腔癌の方の処置などが本業でオペだらかなんです。。。)、そこに事情はあれどちょっと入れていただくという事なので、むしろ逆にS先生に理解していただいて、S先生が御仕事しやすいようにスケジューリングを予約センターオリエントではなく、S先生がスケジューリングされた通りの予約を尊重したいのです。

 

それで、今、待機中です。17時までが外来診察ということで(それからは入院患者さんだと思います。)、それまでには御連絡があるかと思いますが、要はS先生がつかまるかどうかですね~。。。

 

人生は本当に「神様なんているの!?」という酷い事が理不尽に起こる事が往々にしてあります。若い頃には勢いで気付かなかった事がいっぱいあります。もう防戦一方です。耐えて耐えて耐え凌ぐしかないのかな、って思ったりします。最大渦中ではこころなんてどこかに行ってしまっている、なんというか不感な状態で、茫然としています。でも、次から次へと神様は試すような事をするんですよね。神様、って、試練を与えて、なんだか意地悪だなあ、って思う時があります。そのくせあがめるべき絶対の存在のような、そのようなカンジで説かれてもいます。私は論理的矛盾を聖書からも読み解いてしまうので、100%そうかのか~、は思いませんが、それをきっかけに人が力を合わせ、痛みを共有し、不得手を補い合い、どうにかこうにか生きる。という事に繋げるものなのかもしれないなあ、と捉えたら、誤差の範疇なので、何も言わずに(そうなのか~)としています。

 

予測不能な理不尽な事ばかり。だから発達障害さんはショックばかりで、そんな自分が嫌で、周りのケアは観察できていますから申し訳なくて、時に過剰に自傷に走る子もいるんだと思います。

 

だから、静寂を好む時があります。最近の息子は、『最近ひとりになりたい時が多い』と言う事が増えました。思春期の障害と言う名のPTSDだらけの息子、どうケアして、どう自律をさり気無く促して、どういうトリガを与えて、どれが拾われるのか(今までのは殆ど気付いてもらえませんでした。。。)。それでも親業は続きます。。。

 

ところでPMSの症状は出ているんですが、肝心のモノが現れません。。。女子終わりなんですかね?平均からすると早いけど、SSRIでコントロールしていたけど、それを凌駕して娘ちゃんの事にも対峙しっぱなしだから、何が起こってもなんちゃら反応なんだろうけどね・・・とにかく子育てする上で、自分の身体が思うように動かない事を、本当に申し訳なく思います。

 

なおかしこ。