電動車椅子のおじいさん(おじさん?)、
バスに乗ろうとしました。
運転手が降りてスロープを出します。
介助者がいないその人、
無理に立ち上がって自ら電動車椅子を押して乗ろうとします。
電動だから重たい。
そばに私を含めおじいさんもおばさんも運転手さんを含め4人居合わせました。
寄り添う4人。でも手を借りようとなさらない。困りました。
結局スロープは真っ直ぐ上れなくておじいさんが介助しました。
上着を落とされたのでおばさんが拾いました。
乗車すると今度は定位置があり固定ベルトがあります。
でも一生懸命に座るだけでやっぱり寄せ付けない。
運転手は戻られました。
困惑する居合わせた人にその人は軽く会釈をしました。
かなしいというか、ことばにならない、なんともいえないきもちになりました。
その人に居合わせた人に頼っていただけない社会だった(今も)のかもしれません。
本当になんともいえないかんじです。
ずし~ん…
ポータブルプレイヤー持ってない。
今私の脇をぶつかりながら降りていく太った若作りのおばあさん。
今度は混乱してきました。
今の私にはカオスは平素より遥かに辛いようです。
音楽の神様、どうか受け入れていただけませんでしょうか。