強いストレスが起こってからしばらく経つと、「からだ」や「こころ」の状態は順調に回復していくのですが、私たちの「からだ」と「こころ」に非常に強い衝撃が加わりすぎると、その体験が過ぎ去った後も記憶の中に残り、「からだ」と「こころ」に影響を与え続けることがあります。
このように災害でもたらされた「こころのケガ」のことを「トラウマ」といいます。
強いストレス体験によって、引き起こされる「からだ」と「こころ」への影響は、「ストレス反応(トラウマ反応)」といいます。
□おもなストレス反応について
強いストレス反応の一つに、『PTSD(外傷後ストレス障害)』があり、次のような状態になることがあります。
・強いストレス体験が、自分の意思とは関係なく気持ちの中に入ってきて、その時と同じ気持ちがよみがえる。
・それに伴って、あらゆる物音や刺激に対して気持ちが張りつめてしまい、不安で落ち着くことができず、いらだちやすく眠りにくくなる。
・また、あたかもトラウマ体験が意識から切り離されたようになり、体験の記憶や実感が乏しくなる。周囲の人々や自分の未来からも切り離されたように感じ、人々との自然な交際や、将来の計画ができなくなる。
☆ポイント:約1ヶ月たったときに、上記の状態が続いている場合に、はじめて『PTSD』ということが考えられます。
□その他のストレス反応
・感情の変化
無力感・罪責感・怒り・あせり・悲哀・うつ・不眠や食欲低下・動悸・ふるえ・発汗・呼吸困難・しびれ。
・対人関係の変化
社会と自分への信頼の喪失・活動範囲の狭まり・体験の意味づけが困難孤立したり、ひきこもったり、社会的に不適応となる。
・一般的な精神疾患
トラウマ体験をきっかけにして気分障害、不安性障害等を発症することがある。
☆注意!!☆
不眠や食欲の不振が長期間にわたって続いているとき、あるいは、ストレス反応が1ヶ月以上続いている場合には、早めに最寄りの市町村保健センターや保健所、精神保健福祉センター(こころの相談電話)などへ相談してください。
・・・私が通院しなければならない理由が解りました・・・
長期にこれらに晒された環境に居た過去があります・・・
子ども達も・・・
ゆっくりゆっくり、じっくり、時間をかけて、ケアしても、長かった分だけ、深かった分だけ、衝撃の度合いだけ、感受性の高さの分だけ、
・・・かかる、というより、「かける」んですね、きっと

こないだの天使さん、貼っておきます・・・
