不思議な事。 | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

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~ ゆるゆる生きる ~


地声でない、といっても、声楽的にも、それぞれの声があります。



今日は、離散している座席位置を、マタイ受難曲をする以前のように中心に纏める事にしました。その方がリーダさんの負担もないし。


というのも、15,17,25番のコラールは、第一と第二と同じものを歌うからです。



最近、人の声に釣られる自分が嫌で、出来るだけ後に座る事にしていました。もちろんリーダやマエストロが見えないと話にならないので、うまくはすかいに座りながら下がって、です。



でも、今日は人数が揃うまでは前に詰めて。で、最前列。



密集しているので、となりの声がよく聴こえます。右からも左からも後ろからも。



それぞれに個性のある声。 当たり前です。



私は色んな音をとてもよく拾うので、ちょっと困っていました。



そのような中で自分を律する事が難しいからです。未だ自分の発声が固まっていないから。まだ発声の身体のポジションすら出来ていないから。(なのに座って歌うのは本当にムズカシイ・・・)


例えば、前回書いたように、楽譜と違う音が聴こえてくるとします。私がそれに驚いて止まってしまうんです・・・



けれど、今日は、開始直ぐの全体発声練習の時から、自分の声が聴こえました。いつもは聴こえない事が殆どなのでビックリしました。


聴こえているのでしょうけれど、ボリュームがないからか、響きがないからか、耳が育って居ないからか、とにかく、あまり聴こえて来なかったのです。



ところが今日は不思議な感覚が襲って来ました。



『え、何、これ??? このカンジ・・・頭蓋骨に響くってこういう事をいうの???? なんだか、小さな私が頭蓋骨という大きなホールで歌っているカンジがする・・・』というものでした。



それこそ蝶番のすぐ上あたりが一番響いていたように思います。



これまでは頭がい骨を通り越して天頂に響くように歌っていたんです。それくらいしないと私はもともとがとってもドジなので、ピッチを上に取れないと思い込んでいました。でも、ずっと自分の声が聴こえませんでした。



後に書きますが、今日は小玉先生の指示を思い出して、下半身、とくに骨盤をしっかり立てて、骨盤底筋をとても意識して絞って、その上にリラックスした上半身を乗っけて歌おう、って思っていました。



すると、上に書いたような事が起こったのです。



響いているのが解ったのです。自分で『わっ☆』って驚くくらい。



合唱団の練習は、①最初に全体の発声練習→②パート練習→③全体練習(音合わせ)という順序なのですが、



①の時点で驚いた変化があったので、上に書いた②の状態でも、③の状態でも、今日はずっと蝶番から上の頭蓋骨に声が響く状態をこんなにはっきりと初めて体験し続けました。



『うっわ~・・響く~・・・響かせられる位置がずれないままにマエストロの指示に応えられる~・・・うっわ~・・・一体なんなの?この感覚・・・』

ってカンジでした。



自分の感覚に驚きつつも、それを継続しながら、律して歌う。



声楽を始められた方、皆さんこのような瞬間を体験し、通過されるのでしょうか・・・



さきほど小玉先生の指示を実直に実現しよう、と書きましたが、偶然と言うか、気付けばずっと一昨日あたりから、


『腹式、腹式、って言ってたし、そう聞いていたけど、実際に始めるまで、骨盤をはじめとする身体のパーツのよい声を出すための解剖学的効率的声楽的に正しいポジションなんて、教えて貰った事無かったもんな~・・・』って、ずっと考えている自分がいたのです。


そう、お買い物の帰りでも、何か用件の帰りでも、なんだか自宅の近くを歩いている時に、気付けばずっと。



小玉先生は、『昔は”支える”発声。今は支えません。そもそも皆さんがいう支える、って一体どこをどうする事を教えられましたか?』と仰います。



言われてみれば、なんだか抽象的なイメージで身体全体を自分の意思が支えているような感覚をもって、支えていたつもりですが、小玉先生が指摘された通り、具体的な部位を意識してパーツに分けて使い方を連動させて考えた事が無かったように思います。


というわけで、従来の支えるという抽象的なだけで具体性のない指導ではない、という意味で「支えない発声」を御指導されています。



で、なんだかんだで、やってみたら、響くんですよね・・・いや、これまでの、京響(京都市立交響楽団)コーラスで、小玉先生の発声練習の後、歌っていたはずなんですよ???


それを思い出して、京都シティフィル合唱団でも、練習してきたつもりなんですよ???


違いがあると言えば、がむしゃらに再現しようと、力が入っていたけれど、今日はこれらを踏まえても、まずは歌える環境に受け容れてもらえる事に感謝し歓ぼう、と良い意味でリラックスできつつあった、という事でしょうか。


まあ、とにかく、今日は、しょっぱなから不思議な体験をしました。


まさに未知なる自分との遭遇!!!


これを成長と呼ぶのだと思います。



私ね、成長、好きなんですよハート♪ 成長するための修業も大好きハート♪



そのアプローチを惜しげもなく伝授してくださるのが先生。



もったいぶってやっと教えて貰っても「え?なにそれ。」という場合もあれば、ジャンジャン教えてくれるけれど生徒側になかなかつかめる人がいないという場合もあると思うけど、



私は後者なら楽しくてワクワクして厳しい事でもついていける!!!でもそれって理に適っている場合にのみ。



小玉先生~!! 井尻先生~!!! 今日、ついに体験しました~ハート♪


声が響いて伸びてピアニッシモでもそれが出来て、マエストロの指示通りに歌えましたよ~ハート♪


それにしても不思議な体験だった・・・これが当たり前になれるように身体が覚えていて欲しいなあ~・・・NOW LOADING...


これって、スポーツ選手が言う、『ゾーンに入った』ってヤツですかね???


☆歌をしてはるお方、御意見募集しておりまつ~ヾ(@^(∞)^@)ノ♪