ツイッターで教えていただきました。
京都大学数理解析研究所の数学入門公開講座 http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/kouza/ は、大学院の集中講義としても成立する講義を4500円で受講できるのですから、すさまじくお得です。
Hiroyasu Kamo
@kamo_hiroyasu
準数学者と半数学者のどちらを名乗るかをずっと検討中です。ガウスの弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の弟子の弟子です。エルデシュの共著者の共著者の共著者の共著者です。
…とのこと。
数学は、実は一番出来なかった理科系の学科。なのに何故行く!って事ですが(^^;)
実世界で害が無いからです。併願しようとした薬学部では動物実験があると聞いた途端進学を止めました。
物理は実験があったのでやめました。危ないからです。化学もそうだった。
論理での物理や化学や薬学はOKで、医学も生理学あたりはOKなんですが、どうしても実世界で直接的に何かの力(技術でもなんでも)を被験者に施すと何がしかの『痛み』が発生するので嫌だったのです。
で、数学に惹かれました。想像してもしきれない(私には)異次元の思考の世界(概念)。
それをするすると論理的に美しい花文字なんかがはいって、解いていく姿に憧れをもってみていました。
雲の上の存在でした。自分がそこにいこうにも、まず言葉の概念からして、なかなか身に付かなくて、四苦八苦している様子を、当時の周りから、
☆女子なのに(今ではオバサンなのに)
☆数学なんて机上で役に立たない
☆数学者って狂気じみてるよね
などなどなどなど・・・
なんだか私自身が否定されたようにずっと思っていました。多感な年ごろにそれを言われると本当にグサッ!とささったままです。
実母は、珠算が得意でした。昔の経理畑にいくには必要だったらしいです。でも、『では今必要とされている考え方は何で、どんな要素が必要で、それをどう組み合わせてアルゴリズムとして実行すればいいのか』を考えようとする私は異端だった、というか、もう人間としては向き合ってはくれませんでした。
父にも弟にもそうされました。なんなら殆どの皆さんにそうされてきました。
ところが! さっき京都大学数理解析研究所の数学入門公開講座 http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/kouza/
を覗いてみたら、入門講座なんだから、申し込みの例に「職業:学生、会社員、主婦・・・」とあったんです。
嬉しかったー!!!!
数学をちょっと本格的にかじった人なら、京都大学数理解析研究所が数学者の憧れの先である事はもうモグリでない限り有名な話です。東京大学の大学院の数学専攻の人も途中で国内留学?(笑)じゃないですが、海外に行かなくとも国内にこのように素晴らしい世界的にも御活躍されいてる研究所があるんだから、是非是非!というところです。
それが『主婦OK』なんですよ???
どこかで機会さえ諦めていました。学部が偏差値でいうところの関西の私大の3流大学の数学物理学科数学専攻卒だからです。
修士に上がって、教授の出身大学の多くが名古屋大学とか大阪大学で、京都大学の数学者と逢ったのは、大学受験するときの故:森毅先生だけです。(森先生ご自身は東京大学のご出身。)京都大学を好きになって下さって名誉教授もされて、ウィットに富んだ素敵な先生でした。
だから数理研究所に出入りするには、京大の数学科に入学するか、東京大学に入学するか、大学院でも数学専攻して、何かの機会に学会でお邪魔するか、しか道が無かったんですよ、昔。(たぶんですよ?)
で、私は、大学を出てから、仕事でコンピュータサイエンスという工学の畑に行ってしまったので、修士も博士も数学を基盤にする学問でありながら、数学をじっくり勉強する機会が無かったんですね。。。
おそらく空虚だったんだと思います。下支えが頑強でないから。ノイマン型コンピュータの理論はグラフ理論をよく使います。けれども量子コンピュータは位相。高度になるけれども純粋数学の別分野からの派生なんです。
だからやっぱり、基礎数学・純粋数学と、その応用分野(今のプログラミング言語の構築アプローチの起源)が学べる数理研の入門講座は私にとって本当に欲しかった講座。
灯台もと暗しとは本当にこのことだと思います。もちろん学内をうろうろする時は、北部の今出川キャンパス(FBのトップ画像)を好んで行ってました。物事を考えるのに素敵な環境です。人の出入りが必要最小限で閑散としていて数学世界に想いを馳せることが出来ます。荒らされていない場所。吉田キャンパスは正門があったり時計台があったり広報があったりしていかんせん人が多く、雑多です。必要外の要素がありまくりです。無秩序すぎました。
工学部はその中でしたので、今おもうと苦しかったのかもしれません。
当選?するかどうかは解りませんし、受講しても???で知恵熱が出るかもしれませんが、兎に角申しこんでみました。
はい、私、リケジョと自分をいいたくありません。数学ガールなら受け容れられます。厳密な表記を好ましく適切だと思う人なんだと思います。
なので申し込みの時に、主婦にも素晴らしい機会を与えて下さって本当に有難うございます。と先ずはお礼申し上げました。
さて、行けるのかな??? 行きたいな~・・・受講できなくてもキャンパスウロウロして、食堂で何かスイーツ食べるか???(笑)