今の合唱団の主宰が初心者向け、京都会場の指導者でした。(それが今の合唱団を訪ねるキッカケになったんですけど)


でね、これは私の価値観とうか資質というか、障害というか、トラウマというか、もうよく解らないんですけど、


主宰の『初心者は前に』というそれに従って私は座席を求めました。


で、この「初心者の定義」が難しいんですけど(←これだったと思う)、高校の時の音楽選択授業で三年間、合唱「も」やって、一年に一度、大阪は千里の方のホールを借りて、発表会をしていたんですよ。混声4部合唱ね。やっぱり三年生は集大成なので(受験の後だった気がする・・・笑)一年生より一番よい声が飛んでいて、層が厚いんですよね。


で、その程度の経験を、『経験者』としてよいのか『初心者』としてよいのか解らなかったんですけど、一万人の第九に応募することも初めてだったし、当時も我流だったように思ったので初心者にしました。


※だって合唱部の子たち、二年生の夏以降、とんでもなく声が変わって飛び初めて、夏練習の傍を通った時に、その変化に『同じ人間だった人たちなの!?』って腰抜かしたもん。それを知っているから。※


で、周り、ということは皆初心者かと思いきや、前年度参加したとか、一年抽選に外れたぶり、とかの人がいてね。あれ?指導者の指示守って無いじゃん!ってちょっと嫌なキモチになったのね。全体統括とか11月末にどんな状態で佐渡さんに渡すか、既に話されているので、その指示に従えない人って、「頭悪いな~。感情で生きているのか?」とか思って嫌悪しちゃいました。


主宰が持っている合唱団は他にもあるんだけど、そっちの案内役のおばあちゃまは、『この合唱団は京都の第九に参加したメンバーが母体なの』と御紹介くださいましたが、第九に関しては、『ほら、私は経験者だから』を連発するのです。その癖、見学だけで即入団しなかったら、御立腹されました。「主宰の持っておられるもうひとつの方の団の見学がまだなのでお待ちいただいていいですか?」と申し上げたのに、です。

そのおばあちゃまと同じ合唱団に属されている人が前の席が取れなかった(なんで初心者じゃないのに奪いに来るんだろう???)時に、偶然隣になりました。声はやっぱり小玉先生がおっしゃる「よくないビブラート」・・凄い声量はあられるんです。でも声量を出すがために、変な癖がついているんですね。素直に身体を使えていない。おばあちゃんの割にはとても身体の大きな方で、今なら「メゾさんかな?アルトさんかな?」ってカンジですが、ソプラノの高音が出せる事に拘って、素直な発声じゃない癖がもう染みついてしまっておられるんですね。


で、結論から言うと、酔っちゃって、酔っちゃって、酔っちゃって・・・。そう、音酔い。

ソプラノなので、高音を「余裕で」出せるように訓練しないとイケないので、そうでなくて、金切り声とか変なビブラートがつく場合は、勇気を出してパートを低音に移行していただきたいんです。声ですから、持って生まれた音域の「軸」があるんです。解剖学的理解だと早いと思います。

背が高いと一般的には声帯とその周りの咽喉や口腔は太くて長いのです。そんな筒の笛ってどんな音域ですか?構造的(解剖学的)に考えると自明です。

主催は素人を纏めている団の主宰なので、そんな狭義の声楽を押し付けたりされません。でも、やっぱり求めるのは、そのような不器用な人達が、真摯になって耳を傾けて、努力に努力を重ねるしか、道はないのだ、という事を知るためにされている事もあります。驕った鼻っ柱をポッキン!と折る役割をされいてるのかもしれません。

なんて、たって、カラヤンの日本のツアーに同行していた人ですから、とんでもなく凄い体験をして、そこから吸収したものは(何を吸収するかも本人の資質)至極だと思うんですね。

だから、主催のドイツ語の解説は本当に解り易い。アマデウス研究所の主宰ですから、当たり前ですが、研究家さんでいらっしゃいます。研究者さんではないけけれど、研究家さん。これ、結構凄いことだと思います。者じゃなくて家がついていますもんね。

と言う訳で、主催は、歌詞や文節の意味を事細かに緻密にそれでいて時代背景への想像というか、やはり研究に基づいて現在までに解明された事を総動員して理解されているんですね。だから、佐渡さんに逢いたいから第九を歌いたい、じゃないので、私は練習がある程度進んで、今の合唱団に在籍することになって、もう後は佐渡さんのリハと本番を残すのみ、になりましたが、辞退させていただきました。

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それでも『なんだかんだ言って、一万人の第九、歌ってないじゃないの』と言われるとまさにそうなので、これは理論の武装のために、私の練習場でキャッチした事を実証するために、もう一度応募してみようか、と思ったりしています。

ま、今日の合唱団は、主宰の合唱団からの派生なので、そのメンバーにも相談してみようと思います。

たぶんマタイ受難曲と、主宰のメンバーには内緒ですが、今の処は京響コーラスでもマーラーの千人の…を歌う予定なので(こちらは第二コーラスで助かったのかも。。。合宿の日程もずれてくれています)、第九に時間を割くつもりはない(こうかくとまた負け惜しみみたいに取られるの嫌だなあ・・・)というか割けないというか、割いてまでレベルを下げる必要は無いと思っています。

主催はお付き合いとかお仕事だからね。

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つづきはまた・・・

では行って来ます!!!