今夜はまたこれをアップしてしまいました。
今夜は画像を視ずに音だけを高感度のヘッドフォンで聴いています。
マーラーはベートーヴェンと似た印象があって、まるい高音よりも堅い高音の連続のようなイメージで、
個人的には聴くのはちょっと頑張らないとイケないんだけど、御縁が多少あった京響コーラスの来年春の広上さん指揮のものだし、喰わず嫌いはしたくないので、聴いています。
それでもやっぱりクラシックは心が落ち着くようになりました。
これだけの人数でこれだけの大きなホールとなると、今時のポップスのように足元のモニタやイヤモニが無いので大変なうねりと時間差の中で歌うのが大変ですが、お客様からすると、もしかするとこのおおきなうねりがあるからこそ、佳いのかもしれないと思ったりしています。
美しい旋律と大曲ならではの壮大な物語。昔はLPでも曲順が決まっていてアルバムでひとつの物語だったんですけどポピュラーミュージックではそれがなくなってしまいましたね。。。
それゆえに惹かれるというか、没入できるというか、夢の世界に入れると言うか、少しは心が癒されるというか、もしかすると神様を想像出来るかもしれないとか、色々感じています。
高温度のヘッドフォンは様々な周波数の音を緻密に拾うので、私にはとても素敵で幸せな聴き方です。
10代の頃に初めてウォークマンを聴いて、FMもステレオ放送をイヤフォンやヘッドフォンで聴いた時の壮大な空間の中に没入して行く感覚は、もしかしたら自閉的な私にとっては幸せなのかもしれません。
密閉型なので、雑音というか耳に辛い音は遮断されて、求める音だけが素敵な質で聴こえます。
今、中盤の交響曲だけの部分。歌唱の部分は派手だけど、やっぱりちゃんと物語が美しく映ります。
ブルックナーの影響を受けたとされるマーラー。素敵ですね。キツイイメージが取れて行きます。聴きこむともっと取れてブラッシュアップされて、そぎ落とされて、芯が残ると思います。
それは私にとっては幸せな事です。近いうちにベートーヴェンの第九ももう一度チャレンジするかも・・・でも一万人の第九の初心者コースは同じ音のはずがいろんな音が聴こえるので音酔いしちゃって悪気なく歌えなくなってしまうんです。
日曜日の定期演奏会が終わり、多少燃え尽き症候群ですが(皆さんと違って半分の期間で全曲暗譜出来るくらいに叩きこんだので)、もう歌いたい!!!って成ってます。
そろそろちょっとくらい自分の時間を持ちたいです。自分がずっとしたかった事。遠慮して気を使って言えなかった事。同級生の訃報を耳にする事が多くなって人生の残りの時間を考えだしました。。。
やっぱり喰わず嫌いはダメですね(笑)マーラー、やさしい部分もちゃんとありますね♡