なぜだか薔薇が恋しくなった。
植物園に行きたくなった。
でも今日はカラダが動かなくて、
ただひたすら復調を待って居る。
待って+居(ゐ)る。
こころがざわついて、薔薇に助けてもらいたかった。
それぞれ個々が違う、この季節ならでは、の、一面の薔薇に。
でもそれも叶わなくて、
ただひたすら待って+居(ゐ)る。
せめて待つために、鎮かになりたい。
埋もれて鎮かに遠くのあたたかさややわらかさを、
じんわりと浴びながら。
そうして、やがてこころがほんのり晴れて行くのを、
待って+居(ゐ)たい。