踏んだらアカン!!祷るんや!! | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

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~ ゆるゆる生きる ~


(銀杏の若葉、にょきにょきしてきた♪命のエネルギー感じます。)


これは危機的状況だと、京都市立芸大の北村敏則先生レッスンでした。


出来るまで同じフレーズを無限に繰り返します。
厳しい状況下で尚しごかれると耐性が備わります。


♪Non Con Fun Dar~…♪の歌詞が続くのですが、どうも楽譜の音程に影響されて助詞(Dar)を日本語発音でハッキリさせてしまうらしいのです。


『何回言わせるねん!!踏んだらアカン!!踏んだる、踏んだる歌うな!!』と(笑)



『pianoの方が想いは強いんやで。ここは神様に祈りを捧げる部分やのに、そんな祈り方あるかいな!!』

『どんだけ音程が動いてもポジション変えない!!神様酔いはる!!』

などなど。


そして今日はテノールの大事なところで声帯が開いて歌えなくなる可能性を考えてパートチェンジがありました。


『努力しないであくびの感覚でこの音出ない人は直ぐにパートの垣根を超えて降りてください。テノールの声帯を護ってあげてください。賞賛に値します。』と女性パートに求めました。

指示が速いのでこの箇所を自己練習にとつい練習に参加してしまったテノールさんに、
『歌うな!!今、バランスみてるんやんか!!』とダメ出し。

流石プロ、厳しい厳しい!!!


北村先生も若かりし頃、留学した先で、ドイツ語のたった一音の発音が違っていたそうで、
その一小節を二時間ずっと「NON!」とだけ言われて繰り返したのだそうです。
レッスン代金と通訳代とで4万円。「あれは一生、忘れへん」と仰います。

だからまだ優しい方。2時間で4ページ進みました。(うちロングトーンで2ページ取りますが^^;)

でも、HIGH-Cの直前で、トップソプラノの方をぐりっ!と、アニメやコントみたいなわざとらしい笑みで、振り向かれたので、私は2回とも、笑ってしまいましたあせるあせる

なんで、そんなけったいな顔すんねんっあせるあせるあせる

でも、その指導にも動じないで出せないとアカンねんなあせるあせるあせるあせる

なにより、祈りの部分、本来のこの楽曲での意味は、平素の素晴らしさの感謝というか賛美の祈りなんだけど、私は『復興の祈り』も”包含”させていただきました。

一生懸命声で祷りました。♪In Te♪って御名前申し上げました。

それにしても、本当に厳しいレッスンでした。以前の私ならビビっていたかもしれませんが、こと、レッスンや授業とかになると、もう業界の世界的な教授ほど、哲学的にも怖い人はいないので、そう思ったら、北村先生も、マエストロも、命まで奪わへんので(ついていけなくて思い詰める学生、いっぱいいるんです。国や地元や親の期待を背負って進学しましたからね、みんな。)、私には大丈夫でした。

(厳しい環境になかった人は、怖かったかもしれませんね。私は「そう!ブラボ!」と言われても、(まだコンプリートちゃう。褒めるな。おだてられても、のらへん!)と、素直じゃない生徒だっと思います。

だって、まだまだ伸びたいもん。そんな部分の注意を受けているレベルじゃアカンもん、情けないもん。

うん。

(すいません、震災以外の話で・・・)