纏めますと、『従来あるもので、もっともっと簡単に正確な真の計測が出来る方法を見つけましたよ~♪』
という発明です♪素敵ですね~♡
こういう発明、超カッコイイ!!!んですけど。お母さんの家計やりくり、みたいなカンジ(笑)
興味の無い方にも解り易いように、ちょこっと概要説明すると、
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理研の実験で分子の観察データから道理を算出し、それぞれの関係性を導き出す研究が、全体研究の大きな基礎を担っているらしいのです。
というのが大前提。
で、その実験で使われるのが光子を用いた、それぞれの分子の関係(相関)を算出する優秀な方法。
で、広く採用されている、この方法では、光子が用いられるのだから、光子そのものを検出する機械が必要で、単一光子アバランシェフォトダイオード(SPAD)という名前のものがが使われています。
しかし、この単一光子アバランシェフォトダイオード(SPAD)、アフターパルスと呼ばれる偽信号が発生する欠点がありました。
そのために、後で発生したアフターパルスを取り除くために、装置が複雑化させてしまっていた、という問題がありました。
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要はなんや解らへんけど、『このアフターパルスっちゅーやつを、算出した実験結果のデータから取り除く作業がとんでもなく複雑でどうにかできないか』
・・・だったようです。
で、それでは具体的にどうするかというと、
アフターパルス信号というのは正しい信号の後でのみ生じるという特徴がある、ということをつきとめ、それに着目したのだそうです。
そこで、真の相関信号とそれが正しい場合にのみ、後で発声するアフターパルス信号との間の時間経過とその様子が反転するという事を更につきとめました。
時間が反転するというだけではなかなか想像できないと思います。
グラフを想像してみたください。こんなカンジです。(出典元:理研)

ここでのキーは、グラフ化した時の波形そのものから、それらが単純に反転している事に気付いた事だと思います。
これに気付いた事で、単純にこれまで多様な分野で用いられてきたχ二乗検定などの簡単な統計手法を用いればいい事に気付きます!!!
こうして、導き出されたものがアフターパルス、つまり【時間的な特異部分】となります。
この【時間的な特異部分】を取り出せ、汎用性が証明されたのだとすると、どんな元のデータであっても、
殆どの入力データで、機械にかけるまえに、要らないモノを取り除け、
安心して、そのデータ群だけを素直に解析したらいい事になる。
・・・という理論です。(たぶん^^)
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で、実際にはどんな器具を使うとそれが出来るのかと言うと、
安価な半導体レーザーを励起光源として用いればいいとの事。
安価、というのがいいですね♪
要らないモノが混ざったデータから真の回答を抽出するよりも、元々の入力データから予め要らないモノを取り除いてやったんだから、相関計測も従来の相関器がそのまま使用可能となります。
これもいいですね~♪ ということは、
何をどうしても、低コストで実装できるし、相関計測装置が従来法よりも簡略化できる!!!
つまり、つまり、
『従来あるもので、もっともっと簡単に正確な真の計測が出来る方法を見つけましたよ~♪』
という発明をしたのだそうです。
まるで、冷蔵の余り物を利用して、凄い美味しい食事を創る事が出来ますよ~☆しかも簡単なちょっとした工夫だけで♪
みたいな、みきママさんみたいな発明だそうです♪
難しく難しく考える癖がついている研究者ですから、灯台もと暗し、だったのかもしれませんね♡