こんなタイトルの番組があったような・・・遠い記憶過ぎて解らない(^^;)
さて、また書いているうちに、止まらなくなって長文になりました。
止まらなくなるには、理由があって、事前緊張が酷いからです。
私は自閉的なので、環境の変化に適応するのに難儀します。
一番は緊張です。
価値観が違うところに飛びこむんだから、当り前な事が出来ません。
私はそもそも平素から『当り前は当人にとって当り前なだけ』と考えているので、
どこにいっても順応できるように雰囲気からして様子を拾うのですが、
中には(結構多かった)御自身の当り前が万国共通と思い込んでいる人や、
いちいち説明するのがおっくうな人がいらして、
『何で、○○しないの?』という言い方されます。
これ、私、すっごく怖いんですよね。
強迫的なんです。
だって、私新人だもの、当り前じゃないもの、知らないし、
『あ、○○の時は、こうする、って事なのよ』って説明してくれればいいだけの話なのに、
特に○○がとっても抽象的でどんな取りようも出来て、具体的かつ技術的な事も言わなくて、
ただ、『何で、○○しないの?』という言い方をして、
「誰も言わないから私が言ってあげたわ」の様な顔をする人には、
本当に傷つくんです。
実は、明日、震災孤児のためのボランティアのなんというかチャリティコンサートをする合唱団に、今通っている団の中からスカウトされたんですよ。
一度試しに行ってみたところ、新参者を嫌悪する自分を見て欲しいと思っているおばあさまがたから「どうして女性に声をかけるの?足りないのは男性だし、入っていきなり歌われたらこれまでの時間と努力を認めてよ!」って団長さんは言われたらしいです。
ちょうど第九の練習中だったかなあ・・・どうしてもビブラートがとんでもなく取れなくて、forteしか声が出せない、喉を締めて地声で歌う人が、修正できないようで、そんな人ばかりで、練習場所も速いもの順で前になろうとするし、佐渡さんをミーハー的に見たいとかで集まっている人ばかりの中ではとてもじゃないけど歌えなくて行かなくなりました。
同じ匂いがしてね・・・その文句を言ったおばあちゃん。大体見当はついているけど。
もう80歳ちかくもなったら、腹筋を鍛え直さないと、声の震えは止まらないし、不器用になるし、ピアニッシモの発声の仕方の方が、ある意味フォルテより難しいんだからさ・・・
まあいいですけど・・・発表会になると、普段練習に来ない人が、めっちゃ着飾って登場されるのを目の当たりにして、志がマエストロに申し訳ない、みたいなカンジで嫌だった。
大前提として、そもそも人様に聴いていただくのに、プロであろうが素人であろうが、無償であろうが有償であろうが、美しい心地よい声で音の像が見えるものでないと、失礼でしょう???
でね、ボランティアはしたいけれど、悩んでる。震災支援をきっかけに歌いたいだけじゃないの、って。
私、素でね、神様という人がもしいるとして、神様っていうのは全知全能っていうから、鍛え上げた美しい声で一生懸命歌ってね、気分良くしていただいてね、そうしたら、もう震災とか起こさないでくれると信じる事にしたの。
娘の事故の件で、教会でマリア様の像の前に膝まづいてから。
あそこで聖歌を歌わせていただいてから。
楽器をもっていくんじゃなく、自分の身体を楽器にする。そうしたら、丸腰だ、って。
だから声楽にしたんだよ。
私はやっぱり馬鹿なので、商売抜き、経済抜きで、音楽をしたいんだよ。
でないと、音楽の神様に失礼だよ。
音楽の神様、学問の神様、いろんな神様がいるけど、お金でご機嫌をとろうとは思わないし、
そうする人を神様たちはどうご覧になっていらっしゃるんでしょうね。
てなわけで、すっごい、緊張しています。
すっごく何度も御誘いを受けて、もう断りきれなくなったんだよ・・・
環境や状況に屈しない自分でありたい。。。
音楽や学問をしているような命を捧げている時だけは障害がなりを潜めて欲しいな、って思います。