合唱の練習に向かう道中、ポロポロ涙が勝手にこぼれてきまして。。。
世の中の不条理というか、おとなの(私も年齢は暦上おとなだけど、)なんだか小汚い部分と言うか、そんなざわざわしたというか、ぐちゃぐちゃになったというか、そんな事が最近世界中でいっぱいあって、
なんだかなんだかつらくなってしまって、お薬ちゃんと飲んだけど、ポロポロ出て来ました。
途中で、露店の古本屋さんがありました。仕舞い支度の最中でした。脇の向こうに100円自動販売機があります。いつもそこのホットゆずを買って身体をあたためながら向かうのが恒例になってきたので、「すいません・・・とおります・・・」とすると、
目の前に『癒しされたいなんちゃら・・・』という本が目にとまりました。自分が癒されたい状態と認める事は超恥ずかしいのですけれど、でもきっと今はそんな状態なんだろうなあ・・・と思って、ちょっと手にとってみました。どこかの生物学の女性研究者の著書でした。買ってみました。
御兄さんはお忙しいのに相手をしてくれました。「おいくらですか?」「100円です。」「!?」という会話をしました。販売価格は1400でした。え!本当にいいんですか!?
そうしてまた合唱に向かいました。ワンコちゃんを見つけては寄って行こうとする自分がいましたが、今日はなんだか足が竦んで行けませんでした。いつもどおりに歩いているつもりが、とっても時間がかかって、10分くらい遅刻してしまいました。
皆さんお仕事やご都合をつけてこられるから遅刻されるのは当り前だけど、私は学校関係に長くいたので遅刻というのは本当に自責してしまうんです。思うようにならない身体である現状何だ・・・と思うと、今年度はちょっと例年より長く調子を保てた分、なんだか悲しくなって、またポロポロしてしまいました。また鴨川にかかる橋で泣いてしまいました(どれだけここで泣いただろう・・・子どもちゃん達が不安がるから見せられないもんね・・・(悲しい涙、誤解されて悔しい涙、苛められた涙、いっぱいあった。)
でも、入団の際に、皆さんの年齢もあって、いろんな経験をなさっている人達ばかりだから、と、勇気を出して鬱病の回復中である事をカミングアウトしているのもあって、今日は正直にパート練習の際に、リーダとマネージャーさんに言いました。『今日、例の、鬱、出ちゃいました。道すがら泣いてきました。でもこれました。』と。
大丈夫、大丈夫。といってくださる人もいれば、どうしたらいい?と言って下さる人もいました。どうしたらいいかは私もわかりませ~ん!!!と素直にお答えしまして、ちょこっとだけあたふたされました。
練習が始まって、まだ落ち着かず、なんだか譜面が滲んでいます。それでもだんだん定期演奏会の曲を今日は再度技術確認したら、集中せざるを得ないので、ちょっとちょっと落ち着いて来ました。今日はリーダはお嬢さんのセンター試験の前の週の練習の御帰りに車をよけたはずみで転倒され、左手を骨折されてギプスをはめていらっしゃいました。けれど、ちゃんとレッスンを『右手でどうにかするわ!当日もまさかと思っていたから痛みに耐えて車を運転して、翌日一般診察に言ったの。大丈夫!』ってされました。だからなおさら一生懸命、指示や指導に従って、求められる声を出す事に集中しました。
休憩時間には、メンバーさんのうち、どなたかが、いつもなにかしらお菓子を持っていらっしゃいます。今日はスイスのなんとかという高級チョコレートでした。(ごめんなさい、名前解りません・・・)となりのマネージャーさんが『デパートにはかならず置いてあるお土産にするようなチョコレートなのよ♪(←横浜出身の方)』と教えてくださいました。
まんまるのどんぐり飴くらいの大きさのホワイトチョコレートでした。おそらくトリュフだと思います。割って食べてもいいものか、真剣に悩んだんですけれど、解らないし、表面がつるん!ってしていたので、一気に口の中に入ってしまいました。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ な、な、なんという幸福感なんでしょう

は、初めての感覚。口の中が程良くいっぱいにバランスよく品よく、それでいて濃厚にホワイトチョコレートが広がります。
『ほいひー
















パートの皆さんが大爆笑されました。
笑ってもらって嬉しかったです。
全体練習は今日はマエストロが風邪でお休みでした(ご高齢なので心配です)。で、バスのリーダが仕切ったんですが、平素より、解釈が厳しい厳しい!!!!一音一音音程もピッチもダイナミクスも『同じピアニッシモでも、ソロパートのそれと、混声四部になるのと同じはずないでしょう???考えて声出して!!!!』って、ひーひーしごかれました。
でも、おかげで終わるころには、涙は出ていませんでした。
帰りにそのバスリーダから別の少人数の合唱団に再び強く御誘いいただいたのですが、それが鬱状態だとかなりの重圧になって、困ってしまいました。骨折しても頑張っておられたソプラノリーダの人は奥さんなので、そうっと『あのー、、、助けていただけませんか?またお声をかけていただいたんですが・・・・』と言うと、
周囲には解らいように別件をきっかけにして、強く御主人を『もー!!!誰かれに声かけてんねやろ!!!なにひとりで車だそうとしてんの!!!!今日は私は一緒に乗ってきたやろ?どうやって帰るの?コレ(骨折の腕を見せて)で!!!ほんまにもう!!!!』と言って下さいました。
女神様達、ありがとうございました


