ずっと練習してきて基礎を作っていただいた一万人のフロイデ。
京都練習の明石さんと出逢い、そのまま明石さんが主催する京都シティフィル合唱団の正団員に迎え入れていただきました。
一万人のフロイデは山本直純さんの頃から知っていました。でも足が向きませんでした。それがある人の遺作がきっかけで『第九とは何だろう?』『これを歓喜という根源はどこにあるのだろう?』という想いにかられ、応募しました。
そうして京都シティフィル合唱団に繋がります。
この合唱団は京都市に認められてはいますが民間の団体です。宣伝もしていなければ商業もしていません。確かに年に一度京都コンサートホールでオーケストラと合わせますが、私が重きを置いたのはクリスマスに病棟にボランティアでキャロリングをさせていただく事や震災支援コンサートや交通遺児支援コンサートをさせていただいている団体である、という事実です。
佐渡裕さんや毎日放送には申し訳ないけれど、自分が楽しむより、もしよろしければ訓練精進させていただく事を当たり前として、コンサートに向かえない皆様に、天使に出来るだけ近いような(烏滸がましいですが)声を生でお届けさせていただきたい気持ちの方が圧倒的になりました。
悲しいかなミーハーで自らが楽しみたくて自慢したい人が多い一万人のフロイデは私には心が苦しすぎます。ごめんなさい

ここにきて、ですが、だからこそ解った事がたくさんありました。だからの辞退です。
それでは合唱団の方のレッスンに行ってきます



